2022年F1モナコGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは8番手、ジョージ・ラッセルは6番手だった。
予選Q3最初のランはユーズドタイヤで走行。新品タイヤでの最後のランで、ラッセルは1周目にタイムを更新し、ポジションアップ。しかしハミルトンは1周目のアタックは断念し、2周目にかけたところ、赤旗が出たためにタイムを縮めることができずに終わった。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 7番手(1分13秒375:ソフトタイヤ/26周)
予選 8番手(Q1=13番手1分13秒444:ソフトタイヤ/Q2=7番手1分12秒595:ソフトタイヤ/:Q3=8番手1分12秒560:ソフトタイヤ)
赤旗で最後のラップを走り切ることができなかった。走り切っていたとしても、結果が大きく変わっていたとは思わないけどね。
後から思えば、1周目にしっかり決めておく必要があった。でもそのラップは誤ったエンジンモードでスタートしたために、それができなかった。
でもモナコはこういう場所だから仕方ない。ついてないセッションだった。
マシンのフィーリングはかなりひどいし、上位勢のタイムに何とか近づくために、大きなリスクを冒さなければならない。昨日に比べるとマシンは改善し、上位との差が少しだけ縮まった。でも、完璧なラップを走っても、まだ0.6秒遅いと思う。かなりの差だよね。
明日の天気がどうなるのか見守り、ポジションを上げるために頑張る。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
FP3 9番手(1分13秒476:ソフトタイヤ/26周)
予選 6番手(Q1=3番手1分12秒787:ソフトタイヤ/Q2=9番手1分12秒617:ソフトタイヤ/:Q3=6番手1分12秒112:ソフトタイヤ)
今週末は、マシンの乗り心地の悪さが僕たちにとって最大の問題点になっている。6番手は祝いたいような結果ではないが、今のパッケージから最大の力を引き出せたと思っている。
チームは、できる限り乗りやすいセットアップにするために、懸命に取り組んでくれている。バルセロナで、僕たちの強みはストレートや高速コーナーでのスピードだと分かった。でもモナコにはそのどちらもないんだ!
客観的に見ると、今日はこれより上を望める理由はないわけだ。明日に向けて僕が何を考えているかというと、「雨よ降れ!」ってことだ。ウエットコンディションでタイヤがどういう挙動を見せるのか、誰も知らない。絶対にウォールにヒットしたりせずに、最後までレースに残り、できることなら戦略で勝負したい。