2022年F1スペインGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と0.323秒差の2番手だった。
フェルスタッペンはQ3最初のアタックで1分19秒073で暫定ポール。ルクレールは1回目のアタックラップでスピンを喫し、タイムを出せず。終盤に1回のアタックラップにかけることになったルクレールだが、フェルスタッペンの暫定ポールタイムを破ってトップに立った。フェルスタッペンは最後のラップのターン3でペースが落ち、チームに対してパワーロスを訴え、アタックを断念した。
チームは、フェルスタッペンのトラブルについて、「後の調査によると、DRSシステムの故障が原因であることが分かった」と述べている。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 2番手(1分19秒844:ソフトタイヤ/12周)
予選 2番手(Q1=3番手1分20秒091:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分19秒219:ソフトタイヤ/:Q3=2番手1分19秒073:ソフトタイヤ)
2番グリッドから決勝をスタートできることに満足していいだろうが、最後のランは少し残念だった。DRSが作動せず、0.3秒か0.4秒ぐらい、大量にタイムを失ったので、そのラップを断念した。
そのためにポールを争う機会を得られなかった。それでも明日はチャレンジできると思う。フェラーリはかなり強力そうで、倒すのは簡単ではないだろうけどね。今朝のロングランも良さそうだった。
明日は気温が高くなり、タイヤマネジメントがとても重要になるだろう。全体的なレースペースの速さも必要だ。
明日はもっと良いペースを発揮できるといいね。ターン1まで距離があるからいろいろなことが起こり得るよ。
(記者会見で、DRSトラブルのせいでポールを逃したと思うかと聞かれ)それは何とも言えないね。当然、2回目のランでタイムを更新するドライバーが多い。それが普通のことだ。でも僕の場合、DRSが開かず、ドラッグの影響でパワーのロスがあった。残念だよ。トラブルがなければ、少なくとも、自分に何ができたのかを確認するチャンスはあった。
でも今週末全体、予選全体を見ると、僕たちはマシンの適切なバランスを見つけ出すことに苦労している。(フェラーリは)アップデートを持ち込んでいて、それがラップタイム向上の助けになっているのだろう。僕たちは何も持ち込んでいないから、少し難しい状況だ。
でも明日どうなるか見ていこう。僕たちのロングランはとても良かったから、明日は少なくとも彼らに近づくことができるといいね。