メルセデスF1のルイス・ハミルトンが、サッカーのイングランド・プレミアリーグのチェルシーFCの所有権取得に入札するコンソーシアムに投資を行うことを決めたと報じられている。
ロシアのウクライナ侵攻により、英国はロシアのオリガルヒに制裁を科している。そんななか、チェルシーのオーナーであるロシアのロマン・アブラモビッチは、チェルシーFCの売却を決め、投資家たちが買収に関心を示している。
売却を監督するアメリカの銀行レインがまとめた候補者リストには、英国人実業家マーティン・ブロートン氏、米投資家トッド・ボーリー氏らが名を連ねており、そのうちブロートン氏率いるコンソーシアムへの協力に、7度のF1チャンピオンのハミルトンと、テニスプレイヤーで23回グランドスラム優勝を記録しているセリーナ・ウィリアムズが合意したと、『Sky News』が独占報道として伝えた。ふたりはそれぞれ1,000万ポンド(約16億円)を出資する予定だという説もあるが、ハミルトンの広報担当者は「それは正確ではない」とコメントしたという。
『Sky News』によると、ブロートン氏のコンソーシアムに近い関係者が、ハミルトンとウイリアムズが加わった理由のひとつは、投資家リストの多様性であると述べており、買収が成功すれば、ハミルトンはチェルシーFCにおける多様性、公平性、包括性促進に関して正式な役割を果たすことになるとも言われている。