今週末にバルセロナ-カタロニア・サーキットで開催されるF1第6戦スペインGPに向け、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1初優勝の思い出の地であるスペインでも2連勝中の勢いを保ちたいと語った。
フェルスタッペンは第4戦エミリア・ロマーニャGP、第5戦マイアミGPで連勝を記録し、今シーズンの優勝回数を3に伸ばした。ドライバーズ選手権では現在もシャルル・ルクレール(フェラーリ)が首位に立っているが、その差は19ポイントまで縮まっている。
スペインGPの舞台となるバルセロナは、2016年にフェルスタッペンがトロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブルに昇格した直後のレースで優勝を飾った場所だ。シーズン開幕前のテストも行ったこのバルセロナで、フェルスタッペンはこの数レースの勢いを維持することを望んでいる。
「マイアミでは素晴らしい1週間を過ごした。それ以降は家族と休む時間を取って、今ではまたバルセロナを走ることを楽しみにしているよ。あのコースには、2016年に18歳でF1初優勝を果たしたときの、いい思い出がたくさんある」
「バルセロナ-カタロニア・サーキットは、チームとして誰もがよく知っているコースだ。長年にわたってそこでテストをしてきたからね。だからマイアミと違って、レース前に大量のデータを持っているんだ。金曜日にクリーンなスタートをして、この数レースからの勢いを維持できたらと思っている」
一方チームメイトのセルジオ・ペレスは、マイアミGPではセンサートラブルが発生しレース中にパワーを失う事態に見舞われた。表彰台を狙える速さがあっただけに悔しい週末となったが、レース後にはペレスに新たに子供が生まれたという。
「マイアミは僕たち全員にとってクレイジーな1週間だった。マックスが優勝した一方で、僕は重要なポイントを獲得したけれど、満足はしていなかった。僕はいつだって表彰台に上がりたいし、フェラーリ勢を打ち負かすペースがあったのは分かっていたから苛立っていたよ。週末を通して安定した走行ができれば、上位に立てると分かっているし、マックスと僕はイモラを再現できるようにプッシュするだろうね」
「マイアミの後で赤ん坊が生まれたんだ。名前はエミリオ。彼を最高の結果とともにこの世に迎えることができたのは素晴らしいことだった」
ペレスは、プレシーズンテストから現在までにレッドブルのRB18がどれほど進歩しているのかを見るのが楽しみだとコメントした。
「プレシーズンテストに行っているから、バルセロナのコースのことはとてもよく知っている。だから何を期待できるか分かっているけれど、2月にテストをした時のマシンと、今僕たちがドライブしているマシンはいい意味で大分違うので、あれからどれだけ進歩できたか見るのは興味深いだろうね」