5月16日(月)、ウイリアムズ・レーシングは、今週末にバルセロナ-カタロニア・サーキットで開催されるF1第6戦スペインGPのフリー走行1回目において、ニック・デ・フリースを起用すると発表した。
現在27歳でオランダ出身のデ・フリースは、2012年よりシングルシーターでのキャリアをスタートし、2014年にはユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0やフォーミュラ・ルノー2.0 NECなどでタイトルを獲得。2019年にはARTグランプリから参戦したFIA F2でチャンピオンに輝いた。
デ・フリースはかつてマクラーレンのドライバー育成プログラムの一員だったが、2019年シーズンが始まる前にマクラーレンを離れている。F2でタイトルを獲得した2019年からはフォーミュラEに参戦し、メルセデスのワークスチームであるメルセデスEQフォーミュラEチームに所属。2020/21年にはタイトルを獲得した。
2021年からメルセデスF1のリザーブドライバーを務めるデ・フリースは、FP1への出走が決まったことについて次のようにコメントした。
「まず最初に、FP1を走る機会を与えてくれたウィリアムズに本当に感謝したい。チームを知り、FW44をドライブし、F1の週末に自分自身がコース上にいるというのは素晴らしいことだ」
「テストに向けた準備は今のところ順調で、チームは僕のことをすごくサポートしてくれている。スペインでの体験がとても楽しみにしている」
デ・フリースはFP1でアレクサンダー・アルボンのマシンをドライブすることになっており、アルボンはFP2からセッションに参加する予定だ。