FIAは6月1日、2017年からスポーツ担当事務総長を務め、2021年からF1エグゼクティブディレクターも務めたピーター・バイヤーの離職を発表した。
後任には、FIAに復帰したシャイラ・アン・ラオが暫定的に就任するという。
シャイラ・アン・ラオは、2016年半ばから2018年末までFIA法務部長を務めた後、過去3年半をメルセデス・グランプリ・リミテッドで法務責任者、その後同社のCEO兼チーム代表のトト・ウォルフの特別顧問の役割を果たしてきた人物。
FIAはバイヤーに対する感謝を以下のように述べている。
「FIAは、過去5年間にわたりモータースポーツの発展に貢献した彼の功績に心から感謝する」
「特に、スポーツ部門全体とともに、カートからF1までのシングルシーター・ピラミッドの構築、新たな世界ラリーレイド選手権の創設、また、すべてのカテゴリーにおける安全性と持続可能性の向上を監督してきた。FIAは、彼の今後の活躍を期待している」