2022年F1マイアミGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手だった。
金曜にトラブルのため満足に走れず、FP3と合わせて35周のみの走行で予選に臨んだ。FP3では態勢を崩し、ぎりぎりのところでクラッシュを免れるシーンもあった。それでも予選で常に上位タイムを出し、ポールポジション争いに挑んだ。
Q3最初のランでは暫定トップ。しかし最後のアタックラップでシャルル・ルクレールとカルロス・サインツがタイムを更新してフェラーリ1-2を形成した。一方のフェルスタッペンはオーバーステアに苦しみ、ターン6でミスを犯し、自身のタイムを塗り替えることができず、3番手という結果になった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 3番手(1分30秒649:ソフトタイヤ/20周)
予選 3番手(Q1=2番手1分29秒836:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分29秒202:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分28秒991:ソフトタイヤ)
今日の予選には満足だよ。僕たちはまだコースを学び、マシンの適切なバランスを探っている段階なんだ。
予選でこれだけ競争力を発揮できたことは大きな驚きだった。ここは学ぶのが簡単なコースではないからね。
もちろんポールポジションを獲りたかったけれど、昨日の状況を考えれば、とても良い仕事をしたと思う。コースを知り尽くしていない場合、限界までプッシュするのは難しい。
僕たちのマシンはトップスピードが優れているし、ハンドリングもとてもいい。だから明日大きなチャンスがあると思う。レースが楽しみだよ。
レーシングライン以外はとても滑りやすくて、ほとんどグラベルみたいな感じだ。父に電話をしてラリーの走りについてアドバイスをしてもらう必要があるかもね。
(予選後の会見で語り)信じられないほど厄介な状況になっている。僕たちは自分自身をとてつもなく困難な状況に追い込んでいるんだ。
昨日は基本的に4周か5周しかできなかったので、今日コースについて学び始め、マシンセットアップについて探り始めた段階だ。昨日の作業からは何の手掛かりも得られないからね。データが全くないのだから。
そんな状況で予選3番手を獲得できたのだからうれしいよ。フェラーリにかなり近づけたからね。でも、もっとスムーズでクリーンなオペレーションができていれば、もっとずっといい結果を出せたと思う。クリーンな週末を過ごしていれば、ポールポジションを獲れただろう。
初めてのコースに来て、(初日に)4周か5周しか走れないなんてことは良くない。ここはストリートサーキットだし、とにかく周回を重ねて、マシンについて理解を深め、リズムに乗る必要があるんだ。通常のサーキットならリズムをつかむのは簡単だけど、ストリートサーキットではそれがはるかに難しい。
僕たちはそういった面でうまくやれなかった。僕たちには経験があるから、遅れを取り戻すことはできる。でもフェラーリのように強力なチームと戦うためには、そんなことをしていてはいけない。
(予選でのミスについては)奇妙な瞬間で、マシンのコントロールを失ってしまった。僕はまだ限界を把握しておらず、攻めていこうとしていた。突然、ターン5でコントロールを失い、態勢を立て直そうとしたけれど、だめだった。