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 2022年F1エミリア・ロマーニャGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは4位を獲得した。11番グリッドから1周目に6番手に上がり、12周目にはケビン・マグヌッセン(ハース)を抜き、5番手に。その位置でレース終盤まで走行したが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がスピンにより後退したため、ひとつ順位を上げ、4番手でフィニッシュした。終盤は後ろからバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)が近づいてきており、チェッカーを受けた時点で、1秒以内の差だった。

 路面がダンプ状態からドライに変化するなか、ピットストップの際に問題が起きてフロントウイングの調整ができなかったため、ラッセルはウエット用の設定で走り続け、それがペースに影響したと、チームは述べている。

2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=4位
11番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム

 今週末は、最大限のポイントを獲れたと思うので、比較的満足だよ。マシンの力を目いっぱい引き出せているかどうかは別の話だけれど、序盤4戦のなかで少しだけ状況が良い方向に進んでいると思う。

 今日の4位には大満足だ。ただ、選手権においてこの位置を維持するためには、もっとペースを向上させる必要がある。このマシンはバウンシングがひどく、全体的にいくつか問題を抱えている。タイヤのウォームアップにも苦しんでいて、今回はシーズンここまでで一番気温の低い週末だった。

 バーレーン以降の傾向として、僕たちは予選で少しずつ遅くなっていると思う。それは、バーレーンが一番気温が高く、タイヤのウォームアップに問題がなかったからだろう。その次のジェッダも割と気温が高かったが、路面がスムーズだった。メルボルンは気温が少し低く、ここはかなり低温だった。すると、マクラーレン、アルピーヌ、ハースが強さを見せ、ただしレースでは少し苦戦していた。

 良い妥協点を見つける必要がある。今日は幸運にもそれなりの結果を出せたけれど、かなり後ろのグリッドからスタートしなければならなかった。