『ストレンジ・フィクションズ vol.3:ゲーム小説特集』のおしらせ|ストレンジ・フィクションズ|note

約一年八ヶ月ぶりとなる文芸同人誌『ストレンジ・フィクションズ』。 最新号は「ゲーム小説」をテーマにお届けします。 メンバーたちがゲームにまつわる物語を執筆したようですが、はてさて……。 ゲストインタビューには小説家の『電遊奇譚』などで知られる藤田祥平先生をお招きし、先生の個人的な読書歴とゲームと小説・…

橋本陽介 on Twitter: “もちろん読んでいる学生もいる。数年前の卒論で、春樹と言えば「やれやれ」だけど、実際作品の中で「やれやれ」がどう使われているか、というのを論じたものがあった。目の付け所が面白いと思った。「やれやれ」って村上春樹の真似以外で使わないよな。”

もちろん読んでいる学生もいる。数年前の卒論で、春樹と言えば「やれやれ」だけど、実際作品の中で「やれやれ」がどう使われているか、というのを論じたものがあった。目の付け所が面白いと思った。「やれやれ」って村上春樹の真似以外で使わないよな。

およそありうべき最善でただひとつの結末——『月球植民地小説』について – どらや記

もう5年以上まえ、まだ大学生だったころに書いた文章がみつかった。卒論の構想すら立っていなかったころだ。いま見返すと、あまりスマートではないし、よくないかたちで「批評」の影響を受けている——率直にいうと毒されている——感じが否めない(もちろん「批評」自体はよいものだ)。とはいえ、最低限ポイントを押さえ…

薄い本を読むパート3 – Close To The Wall

薄い本を読むパート2 – Close To The Wall 一年おきにやってる気がするこれ、三回目。今回は厳密ではなく本文200ページ前後、とややゆるめに選んだ20冊。冊数も記事も分量が増えて行っている。 フリオ・ホセ・オルドバス『天使のいる廃墟』 ミルチャ・エリアーデ『令嬢クリスティナ』 フランツ・カフカ『変身』 アントニ…

フランスアニメ版『神々の山嶺』堀内賢雄&大塚明夫の吹き替えで公開決定|シネマトゥデイ

『神々の山嶺』をアニメ化 – (C) Le Sommet des Dieux – 2021 / Julianne Films / Folivari / Melusine Productions / France 3 Cinema / Aura Cinema 夢枕獏(作)・谷口ジロー(画)による人気漫画をフランスでアニメ化した長編映画『神々の山嶺』(いただき)が、7月8日より日本公開されることが決定した。原作国であ…

「鴨川を読む×書く」澤西祐典×円城塔×福永信|京都文学レジデンシー|note

澤西:私たちはこれまで、日本文学のデータベース「青空文庫」で特定の地名を検索し、そのキーワードを本文に含む作品を読むことで、土地が文学にどのように描かれてきたのかを鑑賞する、というイベントを行なってきました。作品鑑賞までが第一部で、その地名を用いた短い小説をイベント前日に、それぞれ書き下ろし、朗…

神林長平の最前線の境地が堪能できる、《戦闘妖精・雪風》13年ぶりの最新巻──『アグレッサーズ』 – 基本読書

アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風 作者:神林 長平早川書房Amazonこの『アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風』は、神林長平を代表する《戦闘妖精・雪風》シリーズの第4作めにして実に13年ぶりの新刊となる。シリーズの既作とその刊行時期を振り返ると、1984年に第一作『戦闘妖精・雪風』が刊行(02年に改訂版『戦闘妖精・雪風〈…

群れず集まる<特別全文公開> 文學界7月号 | 田中 和将 | 特集

「文學界 7月号」(文藝春秋 編) 令和二年四月、今年の春はいやに肌寒く感じていたが、ようやくこの季節らしい日差しが降り注ぐようになった。伸び放題になってきた木をそろそろ手入れしなければと思っていたある朝に雨戸を開けると、ほんの二尺ほどの近さで鳥と目が合った。猫の額ほどの庭、よく見るとオリーブの木に…