LMGTEプロは2022年での終了が決定。2024年以降のWEC/ル・マンはGT3プロアマを新設へ

 FIA国際自動車連盟とACOフランス西部自動車クラブは、6月10日に開かれたル・マン24時間の年次記者会見において、2023年のWEC世界耐久選手権でLMGTEプロクラスを廃止することを明らかにした。

 これにより来季のWEC/ル・マンでは、GTEカテゴリーが既存のLMGTEアマクラスに一本化されることになった。

ランボルギーニ、LMDhのベースシャシーにリジェを選定。4コンストラクターが揃う

 2024年からWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の双方に新型LMDh車両を投入する予定のランボルギーニは、フランスのリジェ・オートモーティブとのテクニカル・パートナーシップを発表、ランボルギーニLMDhマシンはリジェLMP2シャシーをベースにすることが決定した。

ランボルギーニ、LMDh初年度は“1チーム”で最大4台。GT3同様、ファクトリー参戦はしない方針

 ランボルギーニのモータースポーツ責任者ジョルジオ・サンナは、WEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の参戦初年度に、ランボルギーニLMDhを単一のチームが走らせると明らかにした。

 ランボルギーニは5月17日、2024年からWECのハイパーカー・クラスとウェザーテック選手権のGTPカテゴリーに登場する予定のLMDhプロトタイプを開発すると発表している。

2024年のル・マン参戦を目指すランボルギーニ、LMDh始動後もGTレースは継続の見込み

 ランボルギーニのモータースポーツ責任者であるジョルジオ・サンナは、同ブランドのLMDhプログラムが、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセの既存のカスタマーレース活動を補完するものになることを示唆した。

 これは5月17日に、2024年のWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でLMDhのデビューを目指すとしたランボルギーニの発表に関連するものだ。

ランボルギーニ、LMDhプログラムを正式発表。WECとIMSAへの2024年投入目指す

 ランボルギーニは5月17日、同社が2024年のWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のトップカテゴリーで総合優勝を争うことを可能にするLMDhカーを開発すること発表した。

 共通仕様のハイブリッドシステムを組み込み、パワートレイン全体で500kWを発揮する新しいプロトタイプカーの開発は、ランボルギーニのモータースポーツ活動をまとめるスクアドラ・コルセのレーシング部門が担う予定だ。