キャデラック、新型LMDhのデザインプレビュー公開。搭載エンジンは5.5リットルV8

 キャデラックは6月9日、近日中に発表される予定であるLMDhカーの最新レンダリングを公開した。同時に、ハイブリッドシステムと連動する搭載エンジンも明らかにされ、5.5リットルDOHC V8の採用がアナウンスされた。

 ゼネラルモーターズ(GM)のブランドは、ル・マンのレースウイーク中にキャデラックDPi-V.Rの後継モデルとして2023年のWEC世界耐久選手権、およびIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する次世代プロトタイプ・レーシングカーに関する詳細情報を提供した。

BMW、新型LMDhマシン『BMW M ハイブリッドV8』を発表。2023年IMSAに投入へ

 6月6日、BMW Mモータースポーツは、2023年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の新たなトップカテゴリーとなるGTPクラスへと投入する、新型LMDh規定車両のデザインと正式名称を発表した。

 正式名称は『BMW M ハイブリッドV8』とされ、フロントエンドには“ワイド・ギドニー”を採用し、BMWの現行ロードカーと共通するデザインテーマを表現している。

アキュラ陣営、新型LMDh『ARX-06』での2023年ル・マン出場を断念。カギは“日本のホンダの許可”

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に出場しているウェイン・テイラー・レーシング(WTR)とメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)の両チームは、これまでアキュラの新型LMDh車両『ARX-06』でフランスの耐久クラシックに挑戦することを目標としていたが、ともに2023年のル・マン24時間レースへの出場を断念した。

アキュラ、新型LMDh車両『ARX-06』のティザー画像を初公開。2023年IMSAに投入

 6月3日、アキュラは2023年からIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に新設されるGTPクラスへ投入する新型LMDh規定車両『ARX-06』のティザー画像を初公開した。

BMW、旧DTM用4リッターV8をターボ化しLMDhに搭載へ。クラス1の4気筒は検討するも採用せず

 BMW Mモータースポーツの責任者は、現在開発中の同社のLMDhマシンに、かつてDTMドイツ・ツーリングカー選手権で使用されていた4リッターV8エンジンのターボバージョンが搭載されることを明らかにした。

 BMWは社内ドキュメンタリー・シリーズ『Mbedded』の最近エピソードで、LMDhエンジンの初めての詳細と映像をリリース。そこには、ベースとして2018年までのDTMユニットが使用されていることが含まれていた。

2023年カレンダー入りも噂されるインディアナポリス。他レースを削ってでも『耐久戦』を開催か/IMSA

 2023年のウェザーテック・スポーツカー選手権について「あらゆるスケジュールの選択肢を検討」していると語ったIMSA代表のジョン・ドゥーナンは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)における耐久レースをカレンダーに追加することを否定していない。

 これは4月、シリーズに4戦あるミシュラン・エンデュランス・カップに5番目のレースを追加することについて「現時点では不可能」であることをドゥーナンが示唆したことを受けての展開だ。

ポルシェ、2023年のLMDhカー展開は計8台。うち4台をカスタマーに割り当てると発表

 ポルシェのモータースポーツ責任者であるトーマス・ローデンバッハは、ドイツのブランドがLMDhカーのデビューイヤーとなる2023年に4台のワークスカーに加えて、最大4台のLMDhカスタマーカーを割り当てる計画であると述べた。

 ポルシェは2020年12月に新しいプロトタイプカー・プログラムを発表して以来、WEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のトップクラスに参戦する独立チーム向けのカスタマーマシン販売に関心を持ち続けている。

ポルシェのGTDプロに対する姿勢は、IMSA GTPが始まる2023年も「まったく同じ」

 ポルシェは、IMSA DTPでのLMDhプログラムを開始する2023年も、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTDプロクラスへ参加を希望するカスタマーチームをサポートすることに前向きであり、その姿勢を崩さないつもりだ。

 ポルシェのモータースポーツ責任者であるトーマス・ローデンバッハは、Sportscar365に対し、ドイツのメーカーはトップレベルのGTカスタマーレースのために掲げている「非常に明確な哲学」に従い続けており、これはLMDhの到着によって中断されることはないだろうと語った。

ランボルギーニが『ウラカンGT3 EVO2』のティザーを公開。2023年のデビューを予定

 ランボルギーニ・スクアドラ・コルセは4月22日、新型GT3カーの正式発表に先駆け、SNSで次世代GTカーのティザーイメージを初公開した。

 イタリアのスーパーカーブランドは先週金曜日、公式Instagram(@lamborghinisc)に写真を投稿し、2023年1月に開催されるロレックス24(IMSAデイトナ24時間レース)でのレースデビューを予定している『ランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2』を部分公開した。