タイヤに厳しい鈴鹿でGT300の勝てる条件。有力3チームに聞く【第3戦鈴鹿プレビュー】

 5月28〜29日、スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』が鈴鹿サーキットで開催される。今季これまで2戦を終え、サクセスウエイト(SW)の搭載量にもバラツキが出るなか、SWの影響が大きいとされる鈴鹿での一戦を迎えることとなった。

 中高速コーナーが多い鈴鹿はタイヤに高荷重がかかる時間も長く、また路面の攻撃性も高いため、岡山国際サーキット、富士スピードウェイよりもタイヤに厳しいサーキットだ。それゆえに、タイヤメーカーによる“タイヤ戦争”もより激しさを増すことが予想されている。そこで、搬入日を迎えた鈴鹿にて、今大会で好走が予想されるGT300クラスの有力3チームのドライバーに、それぞれ話を聞いた。

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 テストまでの結果を見れば、なんとなくの状況は見てとれる。だが、それがそのまま勢力図を反映しているかどうか分からないのが、GT300クラスの難しさであり奥深さだ。

 今季はGT300規定勢の燃料リストリクターが絞られるなど、参加条件(BoP)変更の影響も取り沙汰されているが、パドックでは「テストは三味線かもしれないし、結局はレースウイークが始まってみないと分からない」という見方をする関係者は多い。

 そんな背景を踏まえつつも、テストまでで目立った好調ぶりを見せているふたつの陣営に、その要因や今週末の第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』への展望などを聞いた。