望むのは意図的なバトルではなく“速い者が抜ける車”。新燃料開発は「GTより尖ったことができる」【JRP上野社長インタビュー/後編】

『SUPER FORMULA NEXT50(スーパー・フォーミュラ・ネクストゴー)』を掲げ、この先の50年も持続可能なモータースポーツ業界を目指し、次世代に向けた技術開発や、新たなコンテンツ発信などに力を入れ始めている全日本スーパーフォーミュラ選手権。今回は、シリーズプロモーターである日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久社長に、改革の真意や現在の課題、目指している『フォーミュラレース像』など、多岐にのぼる話題について聞いた(取材は第3戦予選前に実施)。

“ドライバーズファースト”というスローガンやデジタルプラットフォームなどについて触れた前編に続き、この前編では主に次世代車両開発について聞く。

“ドライバーズファースト”は「ファンにとっても幸せ」。スーパーフォーミュラ改革の真意を聞く【JRP上野社長インタビュー/前編】

『SUPER FORMULA NEXT50(スーパー・フォーミュラ・ネクストゴー)』を掲げ、この先の50年も持続可能なモータースポーツ業界を目指し、次世代に向けた技術開発や、新たなコンテンツ発信などに力を入れ始めている全日本スーパーフォーミュラ選手権。今回は、シリーズプロモーターである日本レースプロモーション(JRP)の上野禎久社長に、改革の真意や現在の課題、目指している『フォーミュラレース像』など、多岐にのぼる話題について聞いた(取材は第3戦予選前に実施)。

 この前編では、すべての取り組みのベースとなる“ドライバーズファースト”というスローガンと、アプリや動画配信などを通じた取り組みについて触れる。

早くもチームが“戦略的に”活用する『SFgo』の開発状況や、第2戦の盗難事件を受けた対策をJRPが説明

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の土曜日昼、日本レースプロモーション(JRP)は定例記者会見“サタデーミーティング”を鈴鹿サーキットで開き、今季新たに導入した『SFgo』アプリの開発状況や、第2戦のパドック内で起きた盗難事件を受けた今後の対応などについて説明した。