アメリカ・イリノイ州マディソン郡に位置するワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ(WWTR)で初開催されたNASCARカップシリーズ第15戦『Enjoy Illinois 300』は、カイル・ブッシュ(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)との激しい延長戦勝負を制したジョーイ・ロガーノ(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)が今季2勝目をマーク。
トヨタ陣営が躍動、23XIレーシングのカート・ブッシュが“兄弟タッグ発動”で完全勝利/NASCAR第13戦
アメリカ・カンザス州の1.5マイル高速“トライ・オーバル”で開催されたNASCARカップシリーズ第13戦『AdventHealth 400』は、この日最多の116周をリードしたカート・ブッシュ(23XIレーシング/トヨタ・カムリ)が、最強の弟カイル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)や、23XI共同ファウンダーのデニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)らのサポートを受け、最後の攻防でディフェンディングチャンピオンのカイル・ラーソン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)を撃破。移籍加入の新天地で今季導入の新車両規定“Next-Gen”での初優勝を飾るとともに、ハムリンと並ぶ共同創業者でもあるバスケット界の“伝説”マイケル・ジョーダンに捧ぐ勝利を手にした。
開幕前エキシビジョンを制していたジョーイ・ロガーノが「謝罪無用」の今季初勝利/NASCAR第12戦
アメリカ・サウスカロライナ州に位置するダーリントン・レースウェイで争われたNASCARカップシリーズ第12戦『Goodyear 400』は、開幕前に実施される伝統のエキシビジョン戦“Clash”こと『Busch Light Clash at the Coliseum』を制覇していたジョーイ・ロガーノ(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)が、ポールポジション獲得から今季公式戦初勝利。レース後には、ホワイトフラッグ直前の攻防でプッシングされ、敢えなく今季3勝目を逃したウイリアム・バイロン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)との“舌戦”も繰り広げられた。
雨天月曜順延の波乱を乗り越え、チェイス・エリオットが“Next-Gen”初優勝/NASCAR第11戦
アメリカ・デラウエア州に位置するドーバー・モータースピードウェイで開催された2022年NASCARカップシリーズ第11戦『Duramax Drydene 400』は、決勝序盤78周時点で降雨による月曜順延を経て、2020年王者チェイス・エリオット(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)が今季初勝利を挙げ、新車両規定“Next-Gen”で自身待望の初優勝をマーク。リッキー・ステンハウスJr.(JTGドアティ・レーシング/シボレー・カマロ)やロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)らを振り切り、タイトル獲得年以来のオーバル制覇を遂げている。
オースティン・シンドリック(チーム・ペンスキー/フォード・マスタング)最速で幕を開けたプラクティスから波乱の週末を予感させたドーバー・ラウンドは、2グループで実施されたシングルカー・クオリファイでクリス・ブッシャー(RFKレーシング/フォード・マスタング)がカップ参戦233戦目にして初のポールポジションを獲得。フロントロウに飛び込んだデニー・ハムリン(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)を挟んで、2列目にディフェンディングチャンピオンのカイル・ラーソン(ヘンドリック・モータースポーツ/シボレー・カマロ)とエリオットのHMS編隊が並ぶグリッドとなった。
勢いは本物。最終周の大逆転劇でチャスティンがスーパースピードウェイを制覇/NASCAR第10戦
4月23~24日の週末に、アメリカはアラバマ州タラテガのスーパースピードウェイで開催されたNASCARカップシリーズ第10戦『GEICO 500』は、リードラップわずか1周。最後の最後の攻防を制した2022年“台風の目”ロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)がカップシリーズ2度目の勝利を挙げ、今季の勢いがフロックではないことを証明する結果となった。