2023年用F1タイヤテスト2日目:フェラーリ、アルファロメオ、アルファタウリが参加。角田裕毅が103周を走行

 イタリア・イモラでの2023年用F1タイヤテストが2日目を迎え、前日に引き続きアルファタウリとアルファロメオが走行、新たにフェラーリも加わった。

 ピレリの来シーズン用F1タイヤテストが、4月26日にスタートした。初日はアルファタウリ、アルファロメオ、アルピーヌが参加、2日目の27日にはアルファタウリの角田裕毅、アルファロメオのリザーブドライバー、ロバート・クビサ、フェラーリのシャルル・ルクレールとカルロス・サインツがスリックタイヤで周回を重ねた。

レイン用とドライ用をクロスに履くWRCの異常なタイヤ戦術【WRC Topic】

 クロスオーバーというと、いま巷で人気のSUVを思い浮かべるかもしれないが、WRC世界ラリー選手権では異なる種類のタイヤの“クロス履き”のことををさす。どういうことかというと、右フロントと左リヤに溝が多く刻まれたレインタイヤを、左フロントと右リヤに浅溝のドライ路面用ハードタイヤを装着するといった具合に、前後左右で異なるタイヤを履くのだ。

 実際、先日開催されたWRC第3戦クロアチア・ラリーでは、トヨタのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)がそのクロスオーバーで最終ステージを走行し、ぶっちぎりのベストタイムで逆転優勝を飾った

2023年用F1タイヤテストがスタート。イモラでアルピーヌ、アルファタウリ、アルファロメオが走行

 ピレリは2023年に向けたF1タイヤテストを4月26日にスタートした。今年初のタイヤテストは、第4戦エミリア・ロマーニャGP後のイモラで実施された。

 イモラでは、2日間のテスト日程のなかで、4チームが走行する予定となっている。初日26日にはアルピーヌのエステバン・オコン、アルファタウリのピエール・ガスリー、アルファロメオの周冠宇が参加した。オコンは122周、ガスリーは121周、周冠宇は120周をそれぞれ、2023年用タイヤで走りこんだ。