苦戦のポルシェ、“最後のル・マン”で4年ぶりのクラス優勝を切望。新燃料と新タイヤがカギか

 WEC世界耐久選手権のLMGTEプロクラスに参戦するポルシェGTチームは、911 RSR-19で挑んだ過去2回のル・マン24時間レースで1回の表彰台しか獲得できていない。ドライバーのリヒャルト・リエツとミカエル・クリステンセンは、このル・マンにおける困難な状況に終止符を打つことを望んでいる。

 ポルシェは2018年にクラス優勝を果たして以来、勝利から遠ざかっており、とくに2019/20シーズンに現行車両の『-19』を投入して以降、ル・マンでは苦戦を強いられてきた。

リカルド・ゾンタが同地連覇を達成。マティアス・ロッシも初勝利でトヨタが週末完勝/SCB第4戦

 アウトドローモ・ヴェロチッタで5月14~15日に開催されたSCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”第4戦は、TOYOTA GAZOO Racingブラジル陣営が躍進。リカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ/トヨタ・カローラ)が予選最前列獲得からポール・トゥ・ウインを飾ると、隣国アルゼンチンから“越境参戦”を開始して2年目のマティアス・ロッシ(A.マティス・フォーゲル/トヨタ・カローラ)が、レース2で待望のシリーズ初優勝。今季は本国でのさらなるタイトル獲得の可能性を捨て、SCBでの活動に集中する選択が早くも結実する形となった。