歯車はかみ合わず13回目のインディ500を終えた佐藤琢磨「前に出ないと勝負できないクルマだった」

 第106回インディアナポリス500マイルレースは、予報通り快晴の下で行われた。観戦チケットの売れ行きも良く、およそ32万人と過去2番目の入場者数になると予想されていた。

 先週末の予選、それと金曜日カーブデイが天候に左右されていたことを思えば、嘘のように晴れ渡ったインディのスーパースピードウェイで33台がスタートを切る瞬間は、パンデミック以前のインディ500に完全に戻ったようだった。

ライバル勢の予想以上の速さに驚く佐藤琢磨「彼らのスピードには全然追いつけなかった」

「今日はショックでした。心が痛いくらい‥‥(苦笑)」。 

 予選2日目が終わった佐藤琢磨は、ここまでの好調がすべて吹き飛んでしまったような意気消沈した様子だった。

 第106回インディアナポリス500マイルレースの予選2日目。今日で5月29日の決勝33グリッドが決定する。

躍進のチップ・ガナッシ。ディクソンが驚速アテンプトで最速ポール記録更新/第106回インディ500予選詳報

 第106回インディアナポリス500マイルレースでは新しい予選方式が導入されている。予選初日は13番手以降のグリッドを決定し、トップ12が翌日にポールポジションを競う合うこととされたのだ。

 昨年までの予選2日目は9人によるタイムトライアルだったが、今年はそれが12人に増やされた。そして、ひとり1回ずつのタイムアタックによって12人を6人に絞り込み、ファイナルステージでは6人がポールポジションをかけた戦いを繰り広げるのだ。

ウォールに当たる琢磨の渾身のアタックに観客も拍手「あそこでアクセルを戻すわけにはいかなかった」

 第106回インディアナポリス500マイルの予選1日目が、21日インディアナポリスモータースピードウェイで行われた。

 デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングの佐藤琢磨が、ここまで毎日トップという快進撃で、例年よりさらに注目されているが、今日は天候にも翻弄されてドラマチックな予選1日目となった。

ヴィーケイが驚速アタック。琢磨はウォールにヒットもトップ12入り/第106回インディ500予選1日目

 17日から走行を開始した第106回インディアナポリス500マイルレース。4日間のプラクティス走行を終え、2日間に渡る予選が22日にスタートした。22日にの予選1日目は、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング)がトップに立った。

 ここまで連日トップでプラクティスを終えていた佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)は、12番手で予選2日目ポールデイに進んでいる。

佐藤琢磨、3連続トップで見えてきた日本人初のインディ500ポール奪取「思いっきり自分の走りを見せたい」

 第106回インディ500のプラクティス走行が始まってから、デイル・コイン・レーシング ウィズ リック・ウェア・レーシングの佐藤琢磨の快進撃が続いている。

連日トップタイムの琢磨。デイル・コインの予選仕様にも期待「昨年まで予選で速かったクルマがどんなものか楽しみ」

 第106回インディアナポリス500マイルのプラクティスが5月17日からスタート。デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングの佐藤琢磨は、トップタイムで初日を終えていた。

 18日のプラクティス2日目は、昼頃から降り始めた雨が止まず、15時過ぎにキャンセルがアナウンスされた。

佐藤琢磨が初日に続きトップスピード/第106回インディ500デイ3

 17日から走行がスタートした第106回インディアナポリス500マイルレース。走行3日目となる19日も、初日にトップを奪取した佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)が227.519mph(39秒5572)を記録しトップで走行を終えた。

インディ500初日トップの好スタートを切った佐藤琢磨「最初はどうなることかと思ったが最後はうまくまとめることができた」

 第106回インディアナポリス500マイルの決勝を5月29日に控え、17日からインディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)でプラクティスが始まった。

 先週末のGMRグランプリから中二日の休みを置いて、コースをスーパースピードウェイのレイアウトに作りかえ、各チームともマシンをスーパースピードウェイの仕様に変更してきた。