2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は12番手を獲得した。角田は16番グリッドから1周目に13番手に上がり、後ろを走るルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えきり、終盤、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の前に出て、12番手でフィニッシュした。
【角田裕毅F1第4戦密着】「中団に食い込めると思っていた」アップデート投入も16番手。雨で真のパフォーマンスは見えず
2022年のF1は4戦目を迎え、ヨーロッパラウンドが開幕した。その緒戦となるエミリア・ロマーニャGPは、角田裕毅が所属するアルファタウリにとって、重要なグランプリだ。エミリア・ロマーニャGPが行われるイモラから、チームのファクトリーがあるファエンツェまではわずか15kmしかなく、9月に開催されるイタリアGP以上にホームレースとしての意味合いが強いからだ。
そのホームレースにアルファタウリは、マシンをアップデートしてきた。
角田裕毅、0.004秒差で予選Q2進出を逃す「アップデートに期待していたが苦戦。土日に挽回したい」F1第4戦金曜
2022年F1エミリア・ロマーニャGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は予選16番手だった。Q1で15番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)と0.004秒差でQ2進出を逃した。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは「予選のトラックコンディションはウエットとドライの境目だったが、すぐに路面が乾いていった」と予選を振り返った。
角田裕毅、“ホームレースのように感じる”イモラに臨む「スプリントにも自信を持っている」/F1第4戦プレビュー
アルファタウリの角田裕毅は、今シーズン最初のスプリントが行われる今週末のF1第4戦エミリア・ロマーニャGPに臨むにあたって、スプリントの経験があることと、開催場所がチームのホームトラックであることから、“はるかに大きな自信”を感じているという。
昨年、F1は3カ所の会場でスプリントのトライアルに成功した。今シーズンは、イモラ、レッドブルリンク、インテルラゴスで、土曜日の午後に30分のスプリントレースが開催される。
「角田にとって今年はとても良いシーズンになる」とアルファタウリF1代表。トレーニングにも真剣に取り組み大きく成長
アルファタウリのチーム代表フランツ・トストは、角田裕毅にとって、F1での2年目の今年は非常に良いシーズンになると考えている。角田はトレーニングにも真剣に取り組み、大きく進歩しているという。
トレーニングは好きではないという角田は、F1デビュー前、体力面について甘く見ていた部分があったと自身で認めている。F1デビューイヤーの2021年に体力不足を実感、そのため、今シーズンに備えてトレーニングを増やしたと、角田は開幕前に述べていた。