リバティ・メディア、F1スポンサーシップへの関心の高まりを明かす「断らざるを得ないほどチームにオファーが来ている」

 F1を所有するリバティ・メディアのCEOグレッグ・マフェイは、F1に関心を持つ層に変化が生じつつあることから、現在のF1に非常に多数のスポンサーが加わってきていると語った。

 ほぼ毎週のように、F1チームから新たなスポンサー契約の発表が行われている。オラクルやコグニザントといった巨大テクノロジー企業から消費財メーカーまで、昨年以来、多数のグローバル企業がF1チームと新契約を結んでおり、企業がF1スポンサーシップ契約を求める動きが減る兆しは見られない。

【角田裕毅を海外F1ライターが斬る:第6/7戦】最善を尽くしてもうまくいかないことはある。ガスリーに勝ったのは立派

 2022年、アルファタウリの角田裕毅は、F1での2シーズン目を戦っている。昨年に続き、エディ・エディントン氏が、グランプリウイークエンドを通して角田の動きをくまなくチェックし、豊富な経験をもとに、彼の成長ぶり、あるいはどこに課題があるのかを忌憚なく指摘する。今回は2022年F1第6戦スペインGPと第7戦モナコGPについて語ってもらった。

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 よくあることだ。ベストを尽くして、進歩を遂げ、これまで以上に良い走りをし、ドライバーとしてもひとりの人間としても成長し、正しいことをすべてやっているのに、結果が伴わない。

 そういうとき、フラストレーションを表に出して、プッシュしすぎて、マシンをそのポテンシャル以上に速く走らせようと必死になって、クレイジーな動きをしたりしがちだが、そういうことをするとたいていは大失敗に終わる。

渥美心、安定した走りでSST3位表彰台「想像以上に大変でした。頑張りが報われて本当に嬉しいです」/EWCスパ24時間

 6月4~5日、2022FIM世界耐久選手権(EWC)第2戦スパ24時間耐久ロードレース決勝がベルギーのスパ・フランコルシャンで行われ、渥美心が参戦したOG MOTORSPORT BY SARAZINは総合24番手(SSTクラス11番手)からスタートして総合12位(SSTクラス3位)でフィニッシュして表彰台を獲得した。

 昨年まで全日本ロードレース選手権に参戦していた渥美は、2022年からフランスに移住。OG MOTORSPORT BY SARAZINに加入してEWCに参戦している。

【中野信治のF1分析/第7戦】裏目に出た王道戦略。契約延長のペレスの活躍と来季の昇格が消えた角田裕毅に求めるもの

 2022年シーズンのF1は新規定によるマシンの導入で昨年までとは勢力図もレース展開も大きく変更。その世界最高峰のトップバトル、そして日本期待の角田裕毅の2年目の活躍を元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点でレースを振り返ります。今回の第7戦モナコGPは大雨のスタートとなった決勝で、路面がどんどん変わっていくなか、チームの戦略が大きなポイントとなりました。レース後にはレッドブルがペレスとの契約延長を発表したニュースを踏まえ、中野氏が解説します。