2022年F1エミリア・ロマーニャGPの土曜スプリントで、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は12番手を獲得した。角田は16番グリッドから1周目に13番手に上がり、後ろを走るルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えきり、終盤、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)の前に出て、12番手でフィニッシュした。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、角田のスプリントを次のように振り返った。
「2台とも完璧でない予選によって決まったグリッドポジションからのスタートだったので、スプリントが本来より厳しいものになることは分かっていた」
「しかし裕毅はレースのほとんどをメルセデスと戦って、グリッドより前の12番手でフィニッシュした。彼がポジションを上げたことはもちろんポジティブなことであり、同時に、予選で我々の実力どおりのポジションを獲得していたなら、スプリントでどのような結果が可能だったのかと考えてしまう」
「今は明日のレースに気持ちを集中させている。2台とも順位を上げていけるよう、今日タイヤについて学んだことを、明日しっかり活用していく必要がある。簡単なレースにはならないだろうが、今日のペースはポジティブなものだったので、ポイント圏内に入ることが目標であることははっきりしている」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP2 8番手(1分20秒381:ソフトタイヤ/35周)
スプリント=12番手(16番グリッド/ソフトタイヤ)
今日の展開には満足しています。スタートをうまく決めて、ポジションをいくつか上げました。それが僕のレースのターニングポイントだったと思います。イモラではスタートが鍵になるからです。
マシンは好調でした。セットアップもマシンの挙動も僕にとって好ましいもので、マシンを信頼して走ることができましたし、さらにひとつポジションを上げることができました。
今日の方がペースは良かったですが、周囲のマシンと比較するとそれほど強力ではないので、このパッケージからもっとパフォーマンスを見つけ出す必要があります。
明日ポイント圏内に入るためにやるべき仕事が残っていますが、良いポジションに入るべく、今夜頑張ります。その上で、実際レースがどうなるかを見ていきます。