アルファタウリF1チームの角田裕毅は、今週末のF1第6戦スペインGPでチームと共に高い競争力を発揮できると感じており、ポイント獲得を目標にしている。
前戦マイアミGPで角田は、予選でQ3に進出し、9番手を獲得。しかし決勝ではミディアムタイヤでのファーストスティントで苦戦し12位と、入賞には届かなかった。
「マイアミは複雑な週末でした」と角田はチームのプレビューリリースにおいてコメントしている。
「最初、フリープラクティスの段階ではチームメイトとの差が大きかったですが、進歩していくことができて、予選ではQ3に進出しました。少し予想外で、僕にとってもチームにとっても良い結果だったと思います」
「決勝では、序盤にたくさんポジションを落としてしまい、うまくまとめることができませんでした。でも全体的に見ると、この週末にはいくつかポジティブな要素があったと思います」
角田は、マイアミ後の5月11日に22歳の誕生日を迎えた。「誕生日にイタリアの自宅に戻り、ミラノで楽しい一日を過ごしました」と角田は述べている。
次戦スペインGPの舞台、バルセロナ-カタロニア・サーキットは、F2参戦時代から走った経験のあるサーキットということもあり、角田はここで良い戦いができることを期待している。
「これからしばらくは、ヨーロッパで過ごすことになります。まずは(スペインGPの)バルセロナのトラックです。ここは2月終盤にウィンターテストを開始した場所です」と角田。
「もちろんコンディションは全く違い、今週末の方が気温がかなり高くなるでしょう」
「でもヨーロッパのサーキットのなかでは、僕にとって一番良く知っている場所のひとつでもあります。2020年にF2で走った時には、スプリントでもフィーチャーレースでも4位を獲得しました」
「かなりテクニカルなトラックで、さまざまなタイプのコーナーがあり、スピードも高速、中速、低速と多岐にわたります。マシンの真価が問われるサーキットです。どのチームもこのコースのことをよく知っていますし、僕たちが属する中団での戦いはかなりタイトになるでしょう。でも今週末、僕たちはかなり良いパフォーマンスを発揮できると自信を持っています」
「毎週末、安定したレースができるようになるためには、マシンの開発をもっと進める必要があります。でも、バルセロナでは進歩を見せられると思っています。簡単なことではないでしょうが、ポイント圏内でフィニッシュし、良い結果を出したいですね」