マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンによると、F1の伝説的存在であるマリオ・アンドレッティは、オースティンで開催される今年のアメリカGPの前に、マクラーレンのF1マシンに乗り込むことになるという。
アンドレッティは先週末に初めて開催されたF1マイアミGPに来場し、マーティン・ブランドルのグリッドウォークの間、ブラウンと、同じくモータースポーツの象徴的存在であるエマーソン・フィッティパルディと並んで立っていた。
ブランドルは、82歳で今もゲストをインディカーの2シーターに乗せて驚かせているアンドレッティに対し、現代のF1マシンをドライブできるか尋ねた。当然ながら1978年のF1世界チャンピオンであるアンドレッティは、やる気はあると答えた。
「もし彼らが許してくれるのなら、私は乗るよ」とアンドレッティは語った。「それは私の、年を取りすぎる前にやりたいことのリストにかなり長い間入っているものだ。自分でコクピットを跨げるようにね」
そこでブランドルはブラウンに水を向けると、ブラウンはある提案を持ちかけた。
「私は常にマリオ・アンドレッティが私のために走行してくれないかと思ってきた。どうすると思う? オースティンで実行しようと思うよ」
「でも何らかの賭けを考えなければならない。私はドライバーたちとそうしているからだ」
今週初め、ブラウンは即席の契約をソーシャルメディアで発表した。
「マリオのやりたいことリストのある項目に、チェックをつける契約をした。彼は前世代のマクラーレンのF1マシンを、今年のオースティンでのアメリカGPでドライブする」とブラウンはツイートした。
アンドレッティは、現役時代にマクラーレンに所属したことがない。今年10月のサーキット・オブ・ジ・アメリカズでのグランプリでは、アンドレッティが初めてマクラーレンF1マシンに搭乗することになる。