モナコ自動車クラブ(ACM)会長のミシェル・ボエリは、F1モナコGPは2022年以降もF1のカレンダーに残ると述べた。
F1がラスベガスやマイアミ、カタールといった新しいグランプリと契約を結んでいることから、フランスとベルギーで開催されている歴史あるF1レースの将来に疑問が投げかけられている。
モナコの時代遅れのサーキットは、主に歴史的な地位と時代を超越した魅力のおかげで、F1会場として長年生き残ってきた。しかしマクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは最近、マイアミやラスベガスなどの豪華なイベントが追加されるなかで、F1カレンダーにおけるモナコの存在はもはや保証されることはないだろうと述べた。
「モナコは他のグランプリと同様の商取引条件を満たす必要があると思う。また、マシンはより大型化し、レースがいっそう難しくなっているので、コースを適応させる方法に取り組む必要があるかもしれない」とブラウンはコメントした。
しかし今週のACMのトラックマーシャル総会で、クラブの会長を務めるボエリは、F1会場としてのモナコが終わりを迎えるという噂を力強く否定した。
「最近メディアに取り上げられたことについて触れておきたい。メディアは、今年2022年のレースの後、我々によるグランプリ開催が困難になるかもしれないと書いている。早ければ来年にということだ」とボエリは語ったとフランスの『Auto-Hebdo』が報じた。
「記事では、リバティ・メディアが要求する開催権料がモナコにとっては高すぎるため、今後はレースを開催できないと報じられていた」
「それは真実ではない。我々は今も彼ら(リバティ・メディア)と話し合いをしているところであり、取引がまとまって契約が締結されると予想している」
「契約が3年か5年かはわからないが、それは小さなことだ」
したがってモナコは少なくともあと数年は、魅力的な一流の華やかさをF1に添えていくことになるようだ。