F1のドライバーズ選手権で首位につけているシャルル・ルクレールは最近、フェラーリの最も伝説的なドライバーのひとりである偉大なジル・ビルヌーブが1979年のレースで優勝した『フェラーリ312T4』をドライブした。
言うまでもないが、ルクレールが生まれたのは、ビルヌーブがその派手なドライビングスタイルでファンやライバルを魅了し、多くの人々に愛されていた時代から15年後の1997年のことだ。
ビルヌーブ没後40周年を記念し、F1はルクレールがフィオラノで象徴的なマシンを駆る映像を公開した。その場にはルクレールとともに、ビルヌーブの当時の親友でありライバルでもあったルネ・アルヌーの姿もあった。
「今日このマシンを走らせるためのドライバーに選ばれたことに感動している」とルクレールは語った。
「ジル・ビルヌーブは本当に特別な存在だった。彼はとても好感の持てる人柄だったのだと思う。そして人々はジルのなかに自分を重ね合わせることができたんだろう」
「ヘルメットを被った時の彼は完全に違う人だった。野獣のように、このマシンを限界までプッシュしたんだ」
「彼はこの情熱をチームに残していった。彼は本当に伝説だね」