2022年F1マイアミGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは3位表彰台を獲得した。
スタートで2番グリッドから3番手に落ちたサインツは、最後まで、4番手を走るセルジオ・ペレス(レッドブル)とポジションをめぐって戦うことになった。ペレスから何度か追い越しを仕掛けられたが、サインツはしのぎきり、3位を守った。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
この2戦ほどは波乱があったので、表彰台に戻ってくることができてうれしい。2台揃って表彰台を獲得できて、チームにとって素晴らしい結果だよ。
全体的に堅実なレースをしたが、とてもタフなレースでもあった。(クラッシュの影響で)首の状態がまだ100パーセントではなく、レース半ばでそれに制限されることになった。
チェコ(ペレス)がリスタート後、新品ミディアムを履いてアタックしてきた時も、ポジションを守るのが本当に大変だった。ほんのわずかなミスで、3位を失ってしまう状況だったからだ。でもなんとかポジションを守りきって、表彰台を手に入れることができた。
(クラッシュが続いた)流れをリセットし、今後のレースに向けて前進していくために、今日のようなレースが必要だった。次は僕にとってホームGPだ。最高の状態で臨みたい。マイアミはユニークな週末だった。応援しに来てくれたファンの皆、本当にありがとう。
(首の状態について記者会見で語り)金曜にクラッシュして、良くなってはきているんだけど、レース前の段階でまだ首に痛みが少し残っていた。痛みがあるなかでなんとか走らなければならず、終盤、チェコがミディアムタイヤでアタックしてきた時は特に大変だった。
激しいクラッシュの後で調子が100パーセントではなかったこともあるし、前の2戦を走り切っていないことの影響もあるかもしれない。そのふたつが重なり、その代償を払う形になったのかもね。レースの途中からは、100パーセントの力でプッシュできなかった。