もっと詳しく

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はドライバーとしてF1を離れた後、F1で活動を続けることはないと述べ、コンサルタントやチームアドバイザーとしてパドックに出入りすることへの野心はないと述べている。

 現世界チャンピオンであるフェルスタッペンは2015年にF1でのキャリアを開始し、これまでのところ24回の優勝を飾り、世界選手権タイトルを獲得している。フェルスタッペンのファンは、少なくとも現在のレッドブル・レーシングとの契約期限である2028年まで、フェルスタッペンが彼らを楽しませ続けてくれると安心できるだろう。

 それ以降はあらゆることが起きる可能性があるが、もしフェルスタッペンがF1から離れることを選択した場合、彼はドライバー以外の立場でF1に戻ってくることはないという。

「アナリストやチームの何かの役割を務める僕を見ることはないだろうね」とフェルスタッペンはオランダの雑誌『Formule 1』に語った。

「僕にはそのモチベーションがない。もし自分でドライブしないなら、他の楽しいことをしたい」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)&ヨス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)&ヨス・フェルスタッペン

 しかしフェルスタッペンはヘルメットを脱ぐ日が来たら、「しばらくそこから離れるのはいい気分だろう」と認めた。フェルスタッペンの父親で、元グランプリドライバーのヨス・フェルスタッペンは、彼の息子の将来への見通しに理解を示している。

「今は人生のすべてがレース、F1を中心に回っている。ある時点で、もうたくさんだとなる」とヨスは語った。

 しかしヨスはいまだに競争への衝動を持っており、今はラリーに魅せられている。だがマックスは自分がその道を進むとは考えていない。

「問題は、僕が何かに参加すると、本当に勝ちたくなってしまうことだ」とマックス。「でもその経験がないことは分かっている。僕はラリーで成長したのではないからね」