初開催のF1マイアミGPに向け、FIAは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームに3カ所のDRSゾーンを設けることを決めた。
新たに建設されたマイアミ・インターナショナル・オートドロームは、マイアミガーデンズのハードロックスタジアム周辺に位置する曲がりくねったストリートサーキットで、全長5.412kmで19のコーナーを備える。高速のレイアウトによって、エキサイティングなショーと多くのバトルが生み出されることが期待されている。
DRS検知ポイントとアクティベーションポイントはそれぞれ3カ所設置された。DRS1は、ターン8から11のストレートで、検知ポイントはターン8の90m後、アクティベーションポイントはターン9の30m後となっている。DRS2は、ターン16から17のバックストレートで、検知ポイントはターン16の70m後、アクティベーションポイントはターン16の450m後。DRS3は、検知ポイントはターン17の15m後、アクティベーションポイントはターン19のエイペックスに定められた。
「最高のオーバーテイクスポットは、DRSゾーンの終わりにあることはほぼ確実だろう。うまくいくのはターン11と17で、ややチャンスは減るがターン1もそうなるだろう」と、サーキットの設計に協力したFIAの車両性能責任者を務めるクレイグ・ウィルソンは語った。
「1周目、もしくはセーフティカー後のリスタートで、マシンが最初の3コーナーで競り合いをしていたら、ターン4でオーバーテイクが見られるかもしれない」
シミュレーションによると予選タイムは1分28秒台になり、平均速度は時速約223kmになることが予想されている。