アルファタウリの角田裕毅は、F1第8戦アゼルバイジャンGPの週末をスムーズに過ごし、ポイントを獲得したいと語った。
前戦モナコでは、FP1で11番手、FP2で10番手、FP3で11番手と好位置につけた。予選ではQ1で小さなクラッシュをしたが、11番手を獲得。そこから入賞を目指したものの、17番手フィニッシュという結果になった。
「前回のレースの後、ファクトリーに行き、モナコで起きたことを分析するために、何度かミーティングを行いました」と角田は、アゼルバイジャンGPを前にコメントしている。
「フリープラクティスではコンスタントにトップ10(近く)に入っていたため、予選では2台揃ってQ3に進めると考え、大きな期待を抱いていたのです」
「ですが、残念ながらモナコの予選は今年ここまでで最悪のものになってしまいました。Q1での僕の問題がピエール(・ガスリー)のパフォーマンスに影響し、事態がさらに悪くなりました。あの時、あんなに小さなインシデントで赤旗が出て、セッションが中断された理由が分かりません。とはいえ、なにより、予選でクラッシュしてはいけないんですけどね!」
「決勝は雨になりました。雨は助けになることもありますが、今回は僕に有利に働くことはありませんでした。次に期待しましょう」
2021年のアゼルバイジャンGPで、角田は予選8番手を獲得し、キャリア初の予選Q3進出を果たし、ランド・ノリスのペナルティで7番グリッドから決勝をスタートした。決勝は7位でフィニッシュ、その時点での自己ベストの結果を達成した。
「次戦はバクーです。昨年、僕たちは強力なレースをしました」と角田。
「僕は予選8番手、決勝では5番手を走っていたのですが、赤旗の後、残り1周のレースとなった時に、ポジションを落としてしまいました」
「バクーにはマイナス面とか嫌いな部分はあまりありません。古い建物のそばを走るセクター2が特に楽しいです。ロングストレートの他にもオーバーテイクのチャンスが多いですし、全体的に気に入っています」
「アゼルバイジャンでは、クリーンなレースウイークを過ごして、ポイントを獲得したいです。チームは、可能な最大の結果を出すため、すべてをうまくまとめあげ、強力な週末を過ごす必要があります。モナコで起きたことを繰り返してはなりません」