マイアミが初のグランプリ開催を祝うまであと3週間足らずとなったが、マイアミGPのCEOを務めるリチャード・クレガンによると、F1会場は現在「95%が完成」しているという。
5月8日、マイアミ・インターナショナル・オードトロームは、2022年F1世界選手権の第5戦を開催する。このレースは、F1とパートナーのフロリダ州マイアミ市が数年間かけて作り上げているものだ。
ビスケイン大通り沿いでレースをする初期のプランが破棄された後、会場をマイアミガーデンズのハードロックスタジアムに移すプロジェクトが浮上した。3.36マイル(約5.4km)のストリートサーキットを、NFLのマイアミ・ドルフィンズの本拠地周辺に配置するというものだ。
「マイアミで初のF1レースを開催することになるこの素晴らしいサーキットは、最終段階に入っている」とクレガンは語った。
「我々の進捗には満足している。F1とFIA双方との協議のもと、タイトなスケジュールでこのサーキットを完成させるにあたっては、ここマイアミのチームの尽力による功績が大きい」
「ドライバーがレースを気にいるようなコースと、他に類のない最高の体験をファンに提供するキャンパスを作ろうとしている。5月の最初の週末にここに来るのが待ちきれないほどだ」
マイアミ・インターナショナル・オードトロームの工事は昨年の4月21日に開始された。1年後の今、スタッフは会場の常設建造物に最後の仕上げをしているところだ。3月には最後のアスファルト舗装が行われた。
「サーキットのデザインや構造の品質に関しては、いかなる面でも妥協はしていない」とクレガンは述べた。
「私は長年にわたり新会場で仕事をした経験があるが、マイアミで行われているような、コースの路面を完璧なものにする努力は、他で目にしたことがない」
「すべてが設計どおりになっており、建設に関わるスタッフ全員が、素晴らしい仕事を行っている」