2022年シーズンのF1は新規定によるマシンの導入で昨年までとは勢力図もレース展開も大きく変更。その世界最高峰のトップバトル、そして日本期待の角田裕毅の2年目の活躍を元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点でレースを振り返ります。今回はアメリカで初開催となった第5戦マイアミGPがテーマ。市街地の初コースで見えたドライバーの特徴の違い、そしてフェラーリの謎の失速、アルファタウリの致命的なウイークポイントという内容でお届けします。
【中野信治のF1分析/第3戦】中低速で強いフェラーリと市街地で如実に表れたマシン特性。衰え見せないアロンソ
新規定元年でマシンの見た目が大きく変わった2022年シーズンのF1がついに始まり、昨年までとは勢力図もレース展開も大きく変更。日本期待の角田裕毅(アルファタウリ)の2年目の活躍とともに、元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点でレースを振り返ります。今回は第3戦オーストラリアGP。フェラーリが圧勝したなかで、市街地ならではのマシンの挙動、特性の違いが明らかになりました。