ラッピの痛恨クラッシュでタナクが首位浮上。勝田貴元は6番手で最終日へ/WRC第5戦イタリア

 6月4日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアは競技3日目に突入。土曜日のデイ3はSS10~17が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に立った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は前日の総合7番手から同6番手へと順位をひとつ上げている。

 前戦ポルトガルから続くグラベル(未舗装路)ラリー連戦の第2ラウンドとなっている、ラリー・イタリア・サルディニア。そのデイ3は朝からドラマが起きた。

【順位結果】2022年WRC第5戦イタリア SS17後

 6月4日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアは競技3日目に突入。土曜日のデイ3はSS10~17が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に立った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は前日の総合7番手から同6番手へと順位をひとつ上げている。

■2022年WRC第5戦ラリー・イタリア・サルディニア 暫定結果SS17後

トヨタで今季3戦目のラッピ、デイ2を終えて首位浮上。エバンスは無念のリタイア/WRC第5戦イタリア

 6月3日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦イタリアの競技2日目デイ2が、イタリアのサルディニア島北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に浮上した。

 チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は序盤に首位に立ったが、メカニカルトラブルによりデイリタイアとなった。サテライトチームのTGR WRTネクストジェネレーションから参戦している勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合7番手だ。

首位からデイリタイア。エバンス「こんなにも早く終わってしまうとは…」/WRC第5戦 デイ2後コメント

 イタリア、サルディニア島を舞台に開催されているWRC世界ラリー選手権第5戦ラリー・イタリア・サルディニア。6月3日(金)はデイ2のSS2~7が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、2番手オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)と僅差ながら総合トップに立った。そんな競技2日目を終えた各陣営からドライバーコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

サルディニアのデイ2はラッピとタナクが首位を争う。勝田は7番手/WRC第5戦イタリア

 イタリア、サルディニア島を舞台に開催されているWRC世界ラリー選手権第5戦ラリー・イタリア・サルディニア。6月3日(金)はデイ2のSS2~7が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、2番手オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)と僅差ながら総合トップに立った。なお、SS8とSS9はキャンセルとなっている。

 前日の2日木曜に開幕した今季第5戦イタリアは、このデイ2から本格的なグラベル(未舗装路)ラリーがスタートした。午前のループのオープニングとなったSS2では、前戦2位のエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)がベストタイムを刻み、総合首位に躍り出る。

【順位結果】2022年WRC第5戦イタリア SS7後

 イタリア、サルディニア島を舞台に開催されているWRC世界ラリー選手権第5戦ラリー・イタリア・サルディニア。6月3日(金)はデイ2のSS2~7が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエサペッカ・ラッピ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が、2番手オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)と僅差ながら総合トップに立った。なお、SS8とSS9はキャンセルとなっている。

■2022年WRC第5戦ラリー・イタリア・サルディニア暫定結果 SS7後

トヨタ、初日のラリーで4台のGRヤリス・ラリー1が総合2~5番手を占める/WRC第5戦イタリア

 6月2日、2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権第5戦イタリアが、同国サルディニア島で開幕した。初日のデイ1は島北東部のオルビアでスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合3番手につけた。

 また、チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組は総合4番手、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組もトップ5に入ったほか、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦中の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組はトップから0.5秒差の総合2番手の好位置につけている。

緊急の暑さ対策を強いられたラリー1カー。トヨタはルーフ開口部を大型化【WRC Topic】

 新時代のラリー1マシンが深刻な熱問題を抱えているということが、WRC世界ラリー選手権第4戦『ラリー・ポルトガル』で明らかになった。

 ポルトガルは気温が30度に届くか届かないかで、まだそれほどは暑くなかったが、それでもマシンによっては車内温度が70度に達し、選手が熱中症になったり、ドライビングシューズが溶けたりといった問題が多く発生。2週間後に開催される第5戦『ラリー・イタリア・サルディニア』に向けて、早急な改善が求められた。

【順位結果】2022年WRC第5戦イタリア SS1後

 6月2日、WRC世界ラリー選手権の2022年シーズン第5戦イタリアが開幕した。木曜のデイ1はSS1のみが行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップタイムをマーク。0.5秒差の総合2番手に、日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)がつけている。

■2022年WRC第5戦ラリー・イタリア・サルディニア暫定結果 SS1後

トヨタ勢を抑えヒョンデのヌービルがシェイクダウン最速。勝田は8番手/WRC第5戦イタリア

 6月2日、WRC世界ラリー選手権第5戦イタリアのシェイクダウンが行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が最速タイムをマークした。

 前戦ポルトガルから第8戦フィンランドまで続くグラベル(未舗装路)ラリー5連戦の第2ラウンドとなる今戦のラリー・イタリア・サルディニア。その名のとおり地中海に浮かぶサルディニア島を舞台とする同イベントは、全体的にはハイスピードなステージでありがなら道幅が狭く、ミスに対する許容度が低い非常に難しいラリーだ。また、気温が30度を超えることが珍しくなく、選手やマシンにとって過酷な1戦でもある。