日本では、長らくスタートアップへの投資に普通株が用いられてきましたが、前回の拙稿のとおり、近年、優先株の普及が進んでいます。しかし、シード期(起業前から起業直後)の投資において優先株を用いることは、経験の乏しい起業家には
ウクライナとゼロコロナが追い討ち…資本流出と元安で暗雲が垂れ込める中国経済
最近日本では円安が進行中だが、中国でも人民元の対ドルレートが急激に下落しており、5月11日には1ドル=6.7元をやや超えるところまで下がった(以下の図ではグラフが上向きに跳ね上がっている)。 もっともこの水準自体は、20
SBIと新潟・大光銀行が資本提携、北尾社長が描く「第4のメガバンク構想」とは
SBIホールディングス(東京都港区、北尾吉孝社長)と、新潟県の第二地銀・大光銀行(新潟県長岡市、石田幸雄頭取)は12日、同日付で資本業務提携を締結したと発表した。 両社によると、SBIグループが有する最先端のテクノロジー
日本の原子力技術“オワコン”にしてよいのか?ロシア・中国は着々と世界を席巻
ロシアは原子力発電プラントの輸出を重要な国策としている。それを示す不気味で不思議な話を紹介したい。 (関係者に迷惑をかけたくないので話は少しぼかしている) 諜報機関が動く?原子力ビジネス最前線 2011年に東電の福島原発
ウクライナ侵攻で、日本の文具店主が悲鳴をあげるワケ…意外な欠品あれこれ
2月24日に突然始まった、ロシアによるウクライナ侵攻から2か月半が経つが、日本でも食料品や小童用品を中心に、欠品や価格高騰など様々な影響が出ている。 ロシアへの経済制裁の一環として、欧米各国がロシアの航空会社、さらにロシ
吉野家の連続不祥事に見る、日本企業のガバナンスありがちな機能不全
牛丼チェーン「吉野家」を展開する吉野家ホールディングス(HD)は、このところ失態続きだ。常務取締役による「生娘シャブ漬け発言」の余韻も冷めやらぬ中、今度は、就職説明会に参加を希望した学生を外国籍の人と誤認し、就労ビザの見
岸田首相は、ビジネス史に残る「借金のイノベーション」を実現できるか?
今週の政治ニュースでは、岸田首相がロンドンのシティで「インベスト・イン・キシダ(岸田に投資を)」とぶち上げた演説の内容を巡り、投資家らの間で物議を醸した。 ただ、その内容を読み込んでみると、ひと頃、金融資産課税に代表され
「資産所得倍増」岸田首相の英シティ講演が投資家に波紋、自民議員「あれでは普通の資本主義」
GW外遊中の岸田首相が5日、イギリス・ロンドンの金融街シティで各国の投資家らに講演したが、発言内容が報じられると、岸田政権発足以来、下がり続けてきた株価にうんざりしている日本国内の投資家の間に波紋を巻き起こしている。 首
イビチャ・オシム氏が死去、オシムチルドレンが追悼コメント
元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏の死去が1日伝えられ、サッカー関係者やファンを中心に多くの反応が起きている。オシム氏は2003年にJ1市原(現J2千葉)の監督に就任し、2006年には日本代表監督として大きく注目
アベノミクスはいつ終焉するのか?円安が催促する日銀の政策転換
ウクライナ紛争の影響もあって世界中で物価が上昇する中で、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)は3月のFOMC(連邦公開市場委員会)で政策金利の0.25%引き上げを決定したが、次の5月のFOMCでは3月の倍の0.5%の引