苦戦のポルシェ、“最後のル・マン”で4年ぶりのクラス優勝を切望。新燃料と新タイヤがカギか

 WEC世界耐久選手権のLMGTEプロクラスに参戦するポルシェGTチームは、911 RSR-19で挑んだ過去2回のル・マン24時間レースで1回の表彰台しか獲得できていない。ドライバーのリヒャルト・リエツとミカエル・クリステンセンは、このル・マンにおける困難な状況に終止符を打つことを望んでいる。

 ポルシェは2018年にクラス優勝を果たして以来、勝利から遠ざかっており、とくに2019/20シーズンに現行車両の『-19』を投入して以降、ル・マンでは苦戦を強いられてきた。

『スパで強いポルシェ911』。その理由をファクトリードライバーが三者三様に“推察”/WEC第2戦

 WEC世界耐久選手権のLMGTEプロクラスにポルシェGTチームから出場するケビン・エストーレ、リヒャルト・リエツ、ミカエル・クリステンセンは、ポルシェ911 RSR-19がスパ・フランコルシャンのサーキット特性に適合していることが、同サーキットにおける近年の好結果を説明している、と述べている。

 ポルシェGTチームは近年、スパ6時間レースで好成績を収めており、とくに92号車は過去2回の大会でクラス優勝を果たし、2018年と2019年には表彰台を獲得している。