デビュー7戦目、わずか17歳のモンテネグロが最上最年少ポールポジション獲得/STC2000第4戦

 10年来の分裂状態にあったカテゴリーが統合され、新たに『TC2000(ツーリスモ・コンペティション)』の名称で再出発を切ったアルゼンチン発の人気選手権、スーパーTC2000(STC2000)の第4戦がネウケンで開催され、土曜予選でわずか17歳のイグナシオ・モンテネグロ(ルノー・フルーエンスGT)がデビュー7戦目にして史上最年少ポールポジションを獲得。2ヒートの特別フォーマットで実施された日曜決勝は、今季トヨタ陣営に加入した18歳のホルヘ・バリオ(トヨタ・カローラSTC2000)がレース1を制するなど、若き新鋭が好パフォーマンスを披露する週末となった。

 南米大陸最高峰の“ハイテクFFツーリングカー”を自称するSTC2000シリーズは、5月初頭に開催された第3戦より心機一転。かつて袂を分かったTC2000陣営と再合併に合意し、シリーズ名称統一を含めた再出発を切った。

新生TC2000はトヨタのサンテロがスプリント制覇も、日曜はシボレーが1-2/STC2000第3戦

 隣国ブラジルのSCBストックカー・ブラジルと並び、アルゼンチン発の“世界最速FFツーリングカー選手権”を称するスーパーTC2000(STC2000)第3戦が4月30~5月1日に開催され、土曜スプリントはTOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアのジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)が、今季採用の“サクセスウエイト”にも負けず12周のレースを制圧。しかし日曜ファイナルはシボレーYPFチームの王者アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)が、僚友ベルナルド・ラヴァーを引き連れ、ワン・ツー・フィニッシュを決めている。

 長らく続いてきたアルゼンチン国内でのシリーズ分裂が今季開幕前に和解合意に達したことにより、これまで並存していた『TC2000(ツーリスモ・コンペティション)』と併合されることとなったSTC2000は、改めて同イベントよりシリーズ名称統一を含めた再出発を切った。

開幕戦不振により“ノーウエイト”のシボレーが躍動。今季初勝利の王者が連勝/STC2000第2戦

 南米発の「世界最速FFツーリングカー選手権」を称するアルゼンチンのスーパーTC2000(STC2000)第2戦が4月9〜10日に開催され、開幕戦で予選最速をマークしながら、本戦のレースでは2ヒートともに星を落としていたシボレーYPFチームの王者アグスティン・カナピノ(シボレーYPFクルーズ)が、戦績に応じて搭載されるウエイトに苦しむライバル陣営を尻目に快走。土曜のスプリント、日曜のファイナルで連勝を飾りキャリア通算27勝目を手にしている。