前庭神経炎(めまい) (日経BP)

「めまい」の臨床において、その原因疾患は中枢性めまい(おもに小脳あるいは脳幹障害によるめまい)より末梢性めまい(内耳あるいは前庭神経障害によるめまい)が圧倒的に多い。当科(神経耳科)の2018年度の統計では、末梢性めまいが約75%、中枢性めまいが4%、その他(起立性低血圧症、心因性めま……

良性発作性頭位めまい症(めまい) (日経BP)

「めまい」の臨床において、その原因疾患は中枢性めまい(おもに小脳あるいは脳幹障害によるめまい)より末梢性めまい(内耳あるいは前庭神経障害によるめまい)が圧倒的に多い。当科(神経耳科)の2018年度の統計では、末梢性めまいが約75%、中枢性めまいが4%、その他(起立性低血圧症、心因性めま……

まず、気を付けるべき処方パターンを知る (日経BP)

南砺市民病院(富山県)の大浦誠氏 処方カスケードは症例ごとに多種多様であるため、全例を把握するのは難しい。富山県の南砺市民病院内科・総合診療科副部長の大浦誠氏は、処方カスケードが起こりやすい多疾患併存状態に着目し、処方カスケードの類型化を行った。その結果から見えてきた「気を付ける……

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病) (日経BP)

炎症性腸疾患(IBD)の患者数は、日本を含め世界的に年々増加の一途をたどっていることが報告されている。わが国の患者数は、特定疾患の医療受給者・登録者数によると2014年度潰瘍性大腸炎(UC)は約18万人、クローン病(CD)は約4万人と公表され、希少疾患とされた時代は過ぎ去り、日常診療においてco……

外陰部扁平上皮内病変にイミキモドは第1選択となり得る (日経BP)

豪州Graz医科大学のGerda Trutnovsky氏らは、外陰部の高悪性度扁平上皮内病変(vHSILs)が見つかった女性を対象に、イミキモドと外科治療の有効性と安全性を比較する第3相臨床試験を行い、イミキモドの6カ月後の完全寛解達成率は外科治療に劣らなかったと報告した。結果は2022年5月7日のLancet誌電子版……

国がコロナ用備蓄品の売却を開始 (日経BP)

厚生労働省は5月31日、国として調達し、都道府県を通じて無償で配布してきた医療用物資(サージカルマスク、N95マスク、アイソレーションガウン、フェイスシールド、非滅菌手袋)の備蓄品を、入れ替えのために卸業者に売却放出するフローを示した。まずは使用期限切れまで1~2年程度となった非滅菌手袋……

痔核(肛門疾患) (日経BP)

肛門疾患は、3大肛門疾患といわれる痔核、痔瘻、裂肛が大部分を占めるが、最近では、骨盤底筋群脆弱による直腸脱、Crohn病の肛門病変なども顕著に増加している。 わが国における肛門領域のガイドラインとしては、「肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドライン 2014年版」が日本大腸肛門病学会の編集……

難聴 (日経BP)

「難聴」はおもに聴覚が不十分であるという生理学的な機能不全を表すのに対し、「聴覚障害」はそれによって生じる日常生活上の困難を示す表現である。難聴に対して的確な診断と治療を行うことに加えて、個々が自覚している聴覚障害へも主眼を置いた対応が必要である。聴覚障害は、QOL(生活の質)を低……

緑内障 (日経BP)

緑内障は中途失明原因の第1位であり、日本人の有病率は40歳以上で5.0%である。「緑内障診療ガイドライン」は緑内障診療の基本を示すものとして、2003年に初版が刊行されて以降、3回の改訂を重ねて2018年に第4版が上梓された。 治療の流れはガイドラインにフローチャートとして記載されており、点眼薬……

裂肛(肛門疾患) (日経BP)

肛門疾患は、3大肛門疾患といわれる痔核、痔瘻、裂肛が大部分を占めるが、最近では、骨盤底筋群脆弱による直腸脱、Crohn病の肛門病変なども顕著に増加している。 わが国における肛門領域のガイドラインとしては、「肛門疾患(痔核・痔瘻・裂肛)診療ガイドライン 2014年版」が日本大腸肛門病学会の編集……