京セラはパワー半導体の接合材料である銀シンター(焼結)ペーストの量産体制を整えた。ハンダに続く次世代の接合技術と位置づけられており、熱伝導率を従来の60~80ワット/メートル・ケルビン(W/m・K)から、250W/m・Kまで向上させた。高熱伝導率により、従来のシリコンだけでなく炭化ケイ素(SiC……
オーミケンシ、100%セルロース複合材事業化へ ()
【大阪】オーミケンシは、100%セルロースで構成されたコンポジットの事業化を目指す。独自のナノセルロースを紙基材にコーティングした素材を開発中。海水中や土中での生分解性やリサイクル性に優れる。十分な耐水性に加え、ラミネートフィルムなどの石化由来素材と同等以上の耐油性やガスバリア性も……
横浜油脂工業、水溶化アマニ油開発 食品向け提案 ()
横浜油脂工業(横浜市西区)は、独自技術によりアマニ油を水溶化した機能性オイルを開発した。アマニ油は必須脂肪酸の一種であるα―リノレン酸を豊富に含み、血圧上昇抑制や肌の健康維持、アレルギー性疾患の緩和作用などが知られる。同社が開発したアマニ油水溶化製剤は酸化安定性に優れるほか、熱に……
東京応化、次世代パッケージ照準 ()
東京応化工業は、次世代パッケージで業容拡大を目指す。トップメーカーとして展開するメッキ用フォトレジストに加えて、3次元実装で重要なウエハーハンドリングシステムの導入拡大が進行。より先を見据えたレーザーダイシング向け保護膜の評価も進行する。今後、後工程の多プロセスに新規材料や装置も……
発作性夜間ヘモグロビン尿症 (日経BP)
発作性夜間ヘモグロビン尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria; PNH)は、PIGAを含むGPIアンカー合成に関わる遺伝子に変異を持った造血幹細胞がクロ-ン性に拡大した結果、補体介在性血管内溶血を主徴とする造血幹細胞疾患であると定義される。従来、PNHの責任遺伝子はPIGAとされてきたが、PIGT……
第1部 広がる医療応用/7止 BMI機器、期待と不安 ALSの舩後靖彦・参院議員 (毎日新聞)
脳と機械をつなぐ技術「ブレーン・マシン・インターフェース」(BMI)を取り入れた機器の開発が国内外で進み、医療の分野でも応用され始めている。全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)」(ALS)患者がこれまで使ってきた意思伝達装置には……
COVID-19患者に多く見られる徐脈のメカニズム (日経BP)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した患者の17%に心臓不整脈が見られ、予後不良であることが知られています。心臓不整脈の中でも上室頻拍とともに多いのが洞徐脈です。ある研究では、COVID-19で入院した発熱患者の56%に洞徐脈が見られており(Circ Arrhythm Electrophysiol.2021;14:e009458……
「指導」とパワハラを分ける4つのポイント (日経BP)
2022年4月に改正労働施策総合推進法(いわゆるパワハラ防止法)が全面施行され、診療所などの小規模な医療機関も、パワーハラスメントの防止策などを講じることが義務付けられた。パワハラ対策を進める際、現場で判断に悩むことが多いのが、「どこからパワハラになるのか」という点だ。「指導」がパワ……
ブレークスルー感染でもコロナ後遺症は起こる (日経BP)
本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 5月23~29日に最もツイート数が多かったのは、Nature Medicine誌の論文「Long COVID after breakthrough SARS-CoV-2 infection」(SARS-CoV-2……
患者にとって「親身になってもらえる医師」とは (日経BP)
体調が優れなかったり強い痛みがあったりする患者にとっては、医師は生命を託す重要な存在です。ところが多くの場合、患者は受診時に医師を選ぶことはできません。 他方、医師にとっては、患者は多くの患者の一人です。一度だけ診察した患者が10年後に再び受診した時に、カルテを見なくても、名前ばか……