つまずきポイントから学ぶ臨床研究の極意 (日経BP)

第24回日本病院総合診療医学会(2022年2月26、27日Web開催)で、シンポジウム「臨床研究の極意 by JUGLER─つまずきポイントから解決法を探る─」が開催されました。学会並びにシンポジウム主催者のご理解のもと、ここに動画とともに当日のシンポジウムの内容を再構成してお届けします。…

医師の判断が患者の希望と異なる場合の対応は? (日経BP)

今回は、有効性・安全性が確立した療法が複数ある場合に、いずれの療法を選択するかを決定する場面での説明義務について考えてみます。 こうしたケースでは、患者がいずれの療法を選択するか判断できるような仕方で、それぞれの療法の違いや利害得失を分かりやすく説明することが求められます。この点……

片頭痛急性期治療に約20年ぶりの新薬、実力は? (日経BP)

2022年4月20日、片頭痛急性期治療薬ラスミジタン(商品名レイボー)が薬価収載された。既存の急性期治療薬であるトリプタンとは異なる種類のセロトニン(5-HT)受容体に作用する、世界初の5-HT1F受容体作動薬(ditan系薬)。予防療法に用いる抗体医薬とは異なり、非専門医でも処方できるため、一般内科……

無針で皮内投与の新型コロナワクチンによる発症予防効果は7割弱 (日経BP)

インドGrant Government Medical CollegeのAkash Khobragade氏らは、Cadila Healthcare社の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)用DNAワクチンのZyCoV-Dを用いた第3相臨床試験の中間解析を行い、針を用いない皮内投与システムによるワクチン3回投与から28日後以降の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)……

RA関連間質性肺疾患の急性増悪死亡率は肺線維症と同等 (日経BP)

浜松医科大学の穗積宏尚氏 関節リウマチに関連した間質性肺疾患(RA-ILD)の急性増悪による死亡率は特発性肺線維症(IPF)の急性増悪による死亡率と同等であり、急性増悪発症前12カ月以内のベースライン%FVCと急性増悪発症時のP/F比がRA-ILDの急性増悪における独立した予後因子であることが示された。……

隕石から塩基全5種の検出成功 はやぶさ2試料分析にも応用へ 北大など (産経新聞)

オーストラリアに落下し、分析に使われた隕石(海洋研究開発機構提供)北海道大などの研究チームは27日、太陽系が誕生したころの宇宙に存在した物質を豊富に含む炭素質隕石(いんせき)を、最新の超高感度分析技術で調べた結果、生物の遺伝情報を伝える物質、核酸を構成する5種類の塩基全ての検出に成功……

隕石から遺伝子の材料発見 (デイリースポーツ)

北海道大などの研究チームは、地球に落下した隕石から、生き物の遺伝子の材料となる5種類の主要塩基を全て見つけたと26日付英科学誌に発表した。これまで未発見だった2種類が含まれる。 地球で最初に誕生した生命は、約40億年前に降り注いだ隕石に含まれた物質が材料になったとする説がある。チームの……

iPS細胞への変化でがん治療薬見つける方法発見 東大の研究チーム (毎日新聞)

候補薬からがんの薬を探す方法のイメージ がん細胞にiPS細胞(人工多能性幹細胞)への変化を促す遺伝子を加えてもがん細胞のままだが、がんに効く薬も一緒に加えたらiPS細胞への変化が進むことを、東京大の研究チームが初めて明らかにした。この仕組みを使えば、がんの候補薬の中からがんに効く薬を探……

抗がん剤の候補を効率的に探し出す新技術開発…iPS細胞の性質を利用 (読売新聞)

iPS細胞(人工多能性幹細胞)の性質を利用して、抗がん剤の候補を効率的に探し出す新たな技術を開発したと、東京大の山田泰広教授(実験病理学)らのチームが発表した。実際に効果的な治療薬がないタイプのがんに対する候補薬を見つけることができたという。論文が27日、科学誌「セル・リポーツ」に掲……

生命誕生の謎、解明のヒントか…5種類の塩基すべて一つの隕石から検出 (読売新聞)

隕石によって初期の地球に塩基が供給されるイメージ(NASA提供) 生命の設計図となるDNAやRNAを構成する5種類の「塩基」すべてを、一つの 隕石(いんせき) から検出したと、北海道大などの研究チームが発表した。生命に欠かせない塩基の少なくとも一部は宇宙から地球に供給されたことを示す成果で、生……