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 5月26日、アプリリアはロードレース世界選手権のMotoGPクラスにアプリリア・レーシングから参戦しているアレイシ・エスパルガロとマーベリック・ビニャーレスのふたりと2年間契約を更新したと発表した。

 アプリリアは、2015年にMotoGPに復帰。昨年までグレシーニ・レーシングとともに戦っていたが成績を残せずにいた。しかし、2021年の第12戦イギリスGPで、アレイシ・エスパルガロが表彰台を獲得。アプリリアにとっては21年ぶりの表彰台となり、もちろん同体制になってから初めてトップ3に入った。

 そんなアプリリアは、2022年からファクトリーチームとなり、アプリリア・レーシングのチーム名でエントリー。ライダーはアプリリア6年目となるアレイシ・エスパルガロと昨年シーズン途中にアプリリアに移籍したビニャーレスで参戦している。また、今季はアレイシ・エスパルガロが1勝と3度の3位表彰台を獲得し、チャンピオン候補にもなっている。

 そして、今回、アプリリアはアレイシ・エスパルガロとビニャーレスと2年間契約を更新。2024年まで同体制でファクトリーマシンのアプリリアRS-GPを使用してMotoGPに参戦することになった。

2022MotoGP:アレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)
2022MotoGP:アレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)

■アレイシ・エスパルガロ
「この契約は、まさにドクターが命じたものだ。僕たちはともに懸命に働き、ともに成長してきた。我々は希望であったが、今は現実だ。2021年にはすでに僕たちの前進の明確な兆候が見られ、今では世界のトップとコンスタントにバトルできるようになった。アプリリアとともに継続していくことは、僕にとっての誇りだ。我々はさらに成長することができ、それをサーキットで示したいと思っている」

■マーベリック・ビニャーレス
「アプリリア・レーシングで仕事を続けられることを非常にうれしく思っている。これで我々の視野は広がり、野心的な目標を達成するために継続性を持って取り組むことができるだろう。僕はこのプロジェクトを信じているし、その一員になれて幸せだ。アプリリアには素晴らしい環境があり、この確認によって、このチームと僕にふさわしい方法で成長するための安心感を得ることができる」

■マッシモ・リボラ(アプリリア・レーシング 最高経営責任者)
「今シーズン私たちが行っているすべての良いことは、多くのコンポーネントの成果だ。ロマーノ・アルベシアーノが率いるデザイナーや技術者、レーシング部門の成長、そしてキャプテンのアレイシがマシンやチームと巧みに築いた相乗効果だ。だから、アレイシもマーベリックも、この路線を継続することを目標にした。我々はまだ大きく成長する必要があり、今はそのための安心を手にしているのだ」