チップ・ガナッシ勢がトップ3独占。佐藤琢磨が4番手に続く／第106回インディ500プラクティス8

　2日間の予選を終えた第106回インディアナポリス500マイルレース。23日に行われた2時間のプラクティス8は、アレックス・パロウ（チップ・ガナッシ）がトップスピードとなる229.441mphを記録した。

　2番手にスコット・ディクソン（チップ・ガナッシ）、3番手にジミー・ジョンソン（チップ・ガナッシ）とチップ・ガナッシ勢がトップ3を占める中、佐藤琢磨（デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング）が228.381mphを記録し4番手に続いている。

　予選2日目ファスト6シュートアウトに4台を進め、ディクソンがポールポジション獲得したチップ・ガナッシ。その好調ぶりは翌23日のプラクティス8でも健在だった。予選で2番手につけたパロウが229.441mphを記録しトップにおどり出ると、ディクソンが229.000mphで2番手、ジョンソンが228.467mphを記録して3番手に続いた。

　5番手にマーカス・エリクソンと、トップ5のうち4台がチップ・ガナッシとなる中、チップ・ガナッシ勢に唯一割って入ったのが佐藤琢磨。87周目に228.381mphを記録して4番手と、決勝に向けて期待が募る結果となった。6番手には226.962mphを記録してシボレー勢最速となったジョセフ・ニューガーデン（チーム・ペンスキー）が続いた。

　セッションでは、ダルトン・ケレット（A.J.フォイト・レーシング）がターン1でハーフスピンを喫し、SAFERバリアに激しくヒット。マシンは大きなダメージを受けたが、ケレットは無傷でマシンを降りている。

　2時間のプラクティス8で33人のドライバーは総計2,602周を走行。そのうち、佐藤琢磨は33人中最長となる106周を走行している。

　第106回インディアナポリス500マイルレース。次なる走行は、決勝直前の27日に行われるミラー・ライト・カーブ・デイで、500マイルの決勝を前にした最後のプラクティスを迎える。

■第106回インディアナポリス500マイルレース／プラクティス8総合結果