スクーデリア・フェラーリは、今週末のF1第4戦エミリア・ロマーニャGPを前にカルロス・サインツのパワーユニット(PU)を交換したと発表した。
前戦オーストラリアGPでは、サインツは9番グリッドからのスタートに失敗して出遅れ、ポジションを落とした。その後ターン9でコースオフを喫してグラベルでストップし、リタイアでレースを終えた。またスタート前にはステアリングのスイッチに問題が発生したため、フォーメーションラップの直前にステアリングを取り替えていた。
![2022年F1第3戦オーストラリアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)がコースオフし、リタイア](https://cdn-image.as-web.jp/2022/04/11075219/asimg_22R03AusSu-Sai-LAT1_ec62535fa29f1fa-660x440.jpg)
これらのトラブルを受けて、フェラーリはサインツのPU交換を決断したようだ。フェラーリの公式ツイッターでは、以下のように述べている。
「我々はスプリントフォーマットの週末にいかなるリスクも負いたくない。オーストラリアでは影響があったことを受けて、予防措置としてカルロスのエンジンは交換された」
今回投入されたエンジンは2基目であり、レギュレーションの範囲内であるためサインツがペナルティを受けることはない。すでにエミリア・ロマーニャGPのFP1を走り終えたサインツは、僚友シャルル・ルクレールに次ぐ2番手でセッションを終えている。