2022年F1第6戦スペインGPのフリー走行1回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。アルファタウリの角田裕毅は15番手だった。
気温30度、路面温度42度と金曜日に続く暑いコンディションで、現地時間13時にセッションがスタート。メインストレートでは向かい風が吹いている。開始直後、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)のマシン後方から白煙が出ており、ガスリーは早々にマシンを降りた。またミック・シューマッハー(ハース)のマシンでは右リヤブレーキから出火。ターン9の時点ですでに火が出ており、ピットに戻ったところで消化されたが、かなりダメージがあるようだ。
コースに出ているマシンのタイヤはソフト、ミディアム、ハードが混在しており、開始から15分が経過したところでルクレールが1分20秒278、カルロス・サインツが1分20秒484とソフトのフェラーリが1-2を独占した。アップデートによりポーパシングを改善したメルセデス勢はラッセルが首位から0.8秒差の3番手、ルイス・ハミルトンは1.2秒差の6番手につけているが、ハミルトンはDRSのトラブルがあるという無線を受けてピットに戻る。
セッション折り返しを前にようやくコースに出たフェルスタッペンは、ソフトを履き最初の計測で1分20秒475という2番手タイムをマークした。僚友セルジオ・ペレスは1分20秒451でラッセルを上回っている。角田はまだハードタイヤでしか走行しておらず、この時点で18番手だ。
後半に入るとサインツ、ルクレールと交互にトップタイムを更新した。一度各車はピットへ戻り、終盤に向けて再びコースイン。メルセデス勢もタイムを上げてフェラーリ勢に割って入るが、フェルスタッペンが1分19秒844で彼らを上回って2番手、ペレスも6番手に入り、3チーム6台が0.5秒以内の僅差で並んだ。
終盤は各車最後のアタックを行うが、結局トップはルクレール、2番手フェルスタッペン、3番手ラッセルというトップ3でセッションが終了。角田はソフトで1分21秒449をマークし15番手だった。ガスリーはトラブルの原因こそわかったものの、修復ができずノータイムでFP3を終えた。
■2022年F1第6戦スペインGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. | No. | Driver | Team | Time | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’19.772 | 23 |
2 | 1 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’19.844 | 12 |
3 | 63 | G.ラッセル | メルセデス | 1’19.920 | 16 |
4 | 44 | L.ハミルトン | メルセデス | 1’20.002 | 18 |
5 | 55 | C.サインツ | フェラーリ | 1’20.129 | 23 |
6 | 11 | S.ペレス | レッドブル | 1’20.260 | 19 |
7 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1’20.403 | 18 |
8 | 20 | Kマグヌッセン | ハース | 1’20.646 | 21 |
9 | 77 | V.ボッタス | アルファロメオ | 1’20.781 | 24 |
10 | 31 | E.オコン | アルピーヌ | 1’20.882 | 18 |
11 | 3 | D.リカルド | マクラーレン | 1’20.910 | 17 |
12 | 5 | S.ベッテル | アストンマーティン | 1’20.944 | 24 |
13 | 14 | F.アロンソ | アルピーヌ | 1’20.981 | 17 |
14 | 24 | 周冠宇 | アルファロメオ | 1’21.201 | 19 |
15 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ | 1’21.449 | 22 |
16 | 18 | L.ストロール | アストンマーティン | 1’21.520 | 23 |
17 | 23 | A.アルボン | ウイリアムズ | 1’21.572 | 18 |
18 | 6 | N.ラティフィ | ウイリアムズ | 1’21.419 | 18 |
19 | 47 | M.シューマッハー | ハース | 1’25.467 | 4 |
20 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | No Time | 1 |