第106回インディアナポリス500マイルレースのエントリーリスト発表

　17日から走行がスタートする伝統の一戦、第106回インディアナポリス500マイルレースのエントリーリストが発表された。13回目のインディ500参戦となる佐藤琢磨（デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング）は、2017年、2020年に続く3度目のインディ500優勝を目指す。

　NTTインディカー・シリーズ第6戦にスケジュールされた第106回インディ500。今年は昨年、4度目のインディ500優勝を飾ったエリオ・カストロネベス（メイヤー・シャンク・レーシング）をはじめ33台がエントリーした。現時点でフルグリッドとなる33台がエントリーするため、今年は予選落ちはない予定だ。

　インディ500優勝経験者は、4勝のカストロネベス（2001、2002、2009、2021）、2勝を挙げているデイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェアレーシングの佐藤琢磨（2017、2020）とアロウ・マクラーレンSPのファン・パブロ・モントーヤ（2000、2015）。1勝を挙げているチップ・ガナッシ・レーシングのスコット・ディクソン（2008）とトニー・カナーン（2013）、アンドレッティ・オートスポートのアレクサンダー・ロッシ（2016）、チーム・ペンスキーのウィル・パワー（2018）、メイヤー・シャンク・レーシングのシモン・パジェノー（2019）の8名だ。

　昨年のウイナー、カストロネベスが連覇を達成し5勝目を挙げれば、AJ.フォイト、アル・アンサー、リック・メアーズを上回り単独の最多勝利ドライバーとなる。2001、2002年に連覇を達成しているカストロネベス。連続勝利を収めれば40万ドルのボーナスも授与される。

ルーキードライバーは7名。インディカーでもルーキーのデブリン・デフランチェスコ（アンドレッティ・スタインブレナー）、カラム・アイロット（フンコス・ホーリンガー・レーシング）、カイル・カークウッド（AJフォイト）、クリスチャン・ルンガー（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）、デイビッド・マルーカス（デイル・コイン・レーシング）に加え、ロマン・グロージャン（アンドレッティ・オートスポート）とジミー・ジョンソン（チップ・ガナッシ・レーシング）が初参戦する。元F1ドライバーとNASCAR王者がインディでどんな走りをみせるのかも注目だ。

　デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシングに移籍した佐藤琢磨は13回目のインディ500参戦を迎える。

　第106回インディ500の走行は17日からプラクティス走行がスタート。20日まで走行は行われ、21日と22日にグリッドを決定する予選。22日は2時間のプラクティスが予定され、最後のプラクティスとなるカーブデイは23日。そして27日に決勝レースを行う走行スケジュールとなっている。

■第106回インディアナポリス500マイルレース／エントリーリスト