アルピーヌF1チームのフェルナンド・アロンソは、F1マイアミGP決勝スタート直後に大きくポジションを上げることができたのは、その日のドライバーズパレードの間に得た情報を活用したからだと明かした。
11番グリッドのアロンソは、好スタートを決めて、ターン1までアウト側のラインを取り、角田裕毅(アルファタウリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)を抜き、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に接触した後、その前に出て、1周目に7番手に上がった。
![2022年F1第5戦マイアミGP フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)](https://cdn-image.as-web.jp/2022/05/12061828/asimg_22R05MiaSu-AloHam-LAT11_78627c28241cf9a-660x440.jpg)
このスタートについて、アロンソは「良いスタートを決めた後、ターン1でアウト側に行くことを選んだ」と説明した。
「ドライバーズパレードの時に確認したんだ。今日のドライバーズパレードは、かつてないほどゆっくりしていた」
「ターン1のアウト側で止まったので、20秒ぐらいターン1のアウト側を見ていたんだ。とてもグリップが良さそうに見えた。マーブルも石も、何もなくて、とてもクリーンだった」
「そういうわけで、ターン1でアウト側に行った。他のドライバーたちは皆、イン側で慎重にブレーキングしていた。だからそこでいくつかポジションを上げることができた」
![2022年F1第5戦マイアミGP ドライバーズパレードでのフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)](https://cdn-image.as-web.jp/2022/05/12061952/asimg_22R05MiaSu-Alo-SUT12_dd627c28779d322-660x440.jpg)
しかしアロンソは7番手を維持することはできず、3周目にはハミルトンに抜かれ、レース中盤はピエール・ガスリーを追う展開になった。9番手を争うなかで、アロンソが仕掛けた際に接触が起き、ガスリーは後退。アロンソは後にこの接触の責任があるとして、5秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント2を科された。
アロンソはレース後、コース外を使ってアドバンテージを得て、それを維持したとして、さらに5秒のタイムペナルティおよびペナルティポイント1を科された。フィニッシュした位置は8位だったものの、アロンソは結局11位に降格され、ポイントを失った。
ポイント圏外に降格される前に、アロンソはSNSを通して「メガ・スタートを決められたし、楽しいイベントだった」とコメントしていた。
アロンソは、ガスリーとの接触については自分のミスであると認め、直接謝罪している。
「ピエールをオーバーテイクしようとした時、ミスをしてしまった。あれは僕が悪いので謝罪する」
「ポジションを戻そうとしていたのだが、彼はピットインした。それで僕は5秒加算されることになった」