2022年F1第5戦マイアミGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)だ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル 決勝=5位
正直言って、複雑な気分だよ。昨日のポジションを考えれば、良い結果だけれど、金曜の時点で「決勝は5位と6位になる」と言われていたら、トップからそんなに離れた位置なのかと、がっかりしただろう。
僕らのマシンは決勝用としては速さがある。ただ、パフォーマンスを引き出す鍵がないんだ。そしてその理由を理解していないので、まだまだやるべきことが多いということだね。
今日のレース終盤のことだけど、チームメイトとバトルをするときには、相手に敬意を示さなければならない。そして通常よりも多めにスペースを残さなければならないんだ。
少しトリッキーな動きで、コースからはみだしてしまった。このサーキットはオフラインがダーティなんだ。でもコースから外れたのは明らかだったので、もう一度オーバーテイクをやり直さなければならなかった。楽しかったよ。僕たちの間には互いへの敬意があるからね。
ルイスは今日はついてなかった。20周古いハードタイヤを履いていたのでは、やれることはあまりない。
過酷なレースだった。すごく暑くて、汗だくになって、汗が目に入って痛かった。それについては対策を見つける必要があるね。
■オラクル・レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス 決勝=4位
とてもがっかりしている。でも少なくとも完走してポイントを獲得することができた。
カルロスにプレッシャーをかけていたら、パワーに問題が出たんだ。センサーの故障が原因で起きたトラブルで、大幅にパワーを失い、アタックする能力が制限された。
カルロスから1秒後ろを走っていたら、エンジンのパフォーマンスが低下し、その後も、最後までその問題の影響を受けた。
僕たちには表彰台に上がれるだけの速さがあったのにね。僕はその状況のなかでできる限りプッシュした。タイヤを労わりながら走ることも大変だったし、コーナーでも苦労し、レース終盤にはグリップが大幅に落ちてしまった。
セーフティカーのリスタート後、アクションを起こしたけれど、グリップが全くなくて、カルロスを抜くことができなかった。
僕たちは今、信頼性向上のために懸命に努力している。チームとしてこれからも取り組みを続けていく。今日のことは残念だったが、完走できたことはよかったと思う。次のバルセロナでは、またトップ争いに加わりたい。
■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ 決勝=3位
この2戦ほどは波乱があったので、表彰台に戻ってくることができてうれしい。2台揃って表彰台を獲得できて、チームにとって素晴らしい結果だよ。
全体的に堅実なレースをしたが、とてもタフなレースでもあった。(クラッシュの影響で)首の状態がまだ100パーセントではなく、レース半ばでそれに制限されることになった。
チェコ(ペレス)がリスタート後、新品ミディアムを履いてアタックしてきた時も、ポジションを守るのが本当に大変だった。ほんのわずかなミスで、3位を失ってしまう状況だったからだ。でもなんとかポジションを守りきって、表彰台を手に入れることができた。
(クラッシュが続いた)流れをリセットし、今後のレースに向けて前進していくために、今日のようなレースが必要だった。次は僕にとってホームGPだ。最高の状態で臨みたい。マイアミはユニークな週末だった。応援しに来てくれたファンの皆、本当にありがとう。
■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 決勝=2位
全体的に見て、マイアミでは(決勝までは)良い週末を過ごしてきたのに、優勝を逃がすことになってがっかりしている。ハードタイヤではペースが良かったが、ミディアムでは少し苦労した。今日は、ミディアムではライバルの方が速かったため、ファーストスティントでギャップを縮めることができなかった。
セーフティカーの後、首位を奪還できると考えていたが、そこまでには至らなかった。
今週末の雰囲気は最高だった。素晴らしいショーになったと思うし、またここに戻って来るのが楽しみだよ。
(レース後の記者会見で語り)ミディアムタイヤでのランの終盤について分析する必要がある。今回のレースで弱点だったのはそこだからね。
5周か6周走るとフロントタイヤにデグラデーションが出て、苦しみ始め、そのスティントでリードを失い、タイムも失い、基本的にレースを失ったんだ。
■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=優勝
マイアミで勝つことができて最高の気分だ。今週末のグランプリは素晴らしい雰囲気に包まれていた。アメリカで勝つのはいつだっていい気分だね。身体的にはきついレースだった。3kgぐらい体重が減ったと思うよ!
ミディアムタイヤでのペースがすごくよかった。それがレースに役立った。ピットストップをした後は、シャルルを見ながら、タイムをコントロールすることに集中した。ハードタイヤでのペースはほぼ同じだったと思う。その後、セーフティカーが出動して、ファンにとって楽しい展開になった。プッシュしなければならなかったけれど、うまくやり遂げたよ。
チームにとって良い結果になったからすごくうれしい。週末の出だしは良くなかったのに、持ち直してここまで来ることができた。全員に心から感謝する。
(記者会見でタイトル争いについて語り)素晴らしい挽回だった。でも僕たちにはまだ解決すべき問題が残っている。速さはあるけれど、僕の金曜日はひどいものだった。今日はチェコ(ペレス)がトラブルを抱えていた。こういった問題を克服する必要がある。僕たちには大きなポテンシャルがあるが、高い信頼性を発揮しなければならない。
トラブルに見舞われることなく、確実にポジティブな週末を過ごす必要がある。イモラはそうだったけれど、今のところ、良い時もあれば悪い時もあるという感じだ。