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 6月9日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているKTMは、ジャック・ミラーと2023年から2024年まで2年契約を締結して、来季からレッドブルKTMファクトリー・レーシングから参戦させると発表した。

 ミラーは、2011年にロードレース世界選手権125ccクラスでデビューを果たしたオーストラリア人ライダーだ。そんな彼は、2012年からはMoto3クラスに参戦し、2014年にMoto3クラスでランキング2位を獲得した。

 そしてMoto2クラスを飛び越して2015年からはMotoGPクラスへと昇格。2017年までの3年間をホンダのサテライトチームで過ごし、2年目の2016年第8戦オランダGPでは初優勝を達成。2018年よりドゥカティのサテライトチームであるプラマック・レーシングに移籍した。

2022MotoGP:ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)
2022MotoGP:ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)

 プラマック・レーシングでは2019年に5度の3位表彰台、2020年に3度の2位表彰台と1度の3位表彰台を獲得。そして、2021年からドゥカティのファクトリーチームであるドゥカティ・レノボ・チームに昇格し、2勝を含む5度の表彰台を獲得。今季も1年契約で同チームから参戦し、2度の表彰台を獲得している。

 しかし、今回ドゥカティから離脱することになり、KTMと契約。2023年からKTMのワークスであるレッドブルKTMファクトリー・レーシングからMotoGPに参戦することが決まった。チームメイトは、既に2024年までKTMと契約しているブラッド・ビンダーとなる。

 2014年には、アキ・アジョのレッドブルKTMアジョチームで6勝を挙げており、チームマネージャーのフランチェスコ・グイドッティと再び協力することとなる。

フランセスコ・バニャイア、ジャック・ミラー、エネア・バスティアニーニのドゥカティ3人/2022MotoGP第7戦フランスGP
フランセスコ・バニャイア、ジャック・ミラー、エネア・バスティアニーニのドゥカティ3人/2022MotoGP第7戦フランスGP