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 NTTインディカー・シリーズに参戦するアンドレッティ・オートスポートは、2023年からカイル・カークウッドを起用することを発表した。

 インディカーへと続くアメリカン・オープンホイールのステップアップカテゴリーのすべてでチャンピオンを獲得してきたカークウッド。2021年にインディライツ王者となり、2022年に念願のインディカーデビューをAJ・フォイト・レーシングから果たした。

 ここまで6戦で予選最上位は12番手、決勝はロングビーチ戦での10位が最上位のカークウッド。2023年はインディライツでチャンピオンを獲得したチームであるアンドレッティ・オートスポートに復帰し、27号車で参戦することが1日に発表された。

インディ500は17位で終えたカークウッド
インディ500は17位で終えたカークウッド

「来年、アンドレッティ・オートスポートに復帰しオートネーションを代表して参戦することにとても興奮しているよ。アンドレッティ・オートスポートは、何年も前からホームと呼んでいる場所であり、本当の家族のように感じている」

「チームにたくさんの忠誠心を持っていて、マイケルとアンドレッティチームがこの機会を僕にオファーしてくれたんだ。オートネーションは、がん研究対する意識を高め、資金を集めるために素晴らしい仕事をしている。来シーズン、ドライブピンクを迎えられることができて光栄だ」とカークウッド。

「今シーズン、一生懸命取り組んでいるし、AJフォイトのチームのために毎日ハードに働き続けている。NTTインディカー・シリーズに参戦する機会を与えてくれたAJ・フォイト・レーシングのチーム全員に感謝したいね。14号車のグループは素晴らしいし、これまで共有できた経験すべてに感謝しているんだ」とルーキーシーズンを過ごすAJ・フォイト・レーシングへの感謝もコメントしている。

 チームオーナーのマイケル・アンドレッティは、チームから離脱するアレクサンダー・ロッシに対して感謝を語っている。

「アレクサンダーは我々にとって素晴らしいコンテンダーであり、7シーズンに渡って彼をチームの一員として迎えられ楽しかった。彼はレースに勝利し、チームのリーダーとなったが、すべてのキャリアやすべてのチームが進化している」

「我々はお互いに前進する時が来たと判断したんだ。彼がインディカーのキャリアを継続し、成功させることは間違いないよ。彼の活躍を祈っている。もちろん、我々は皆、2022年シーズンを力強く終えるために一生懸命取り組んでいくよ」とアンドレッティ。

 カークウッドの加入とロッシの離脱が発表された翌日の2日にはアロウ・マクラーレンSPがロッシと複数年契約を発表している。