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 マクラーレン移籍2年目のシーズンを戦うダニエル・リカルドについて、チーム代表のアンドレアス・ザイドルは彼の開幕戦での不振にも関わらず「心配はいらない」と擁護した。

 マシンへの適応に苦しんだ2021年シーズンを終え、マクラーレン移籍2年目のシーズンに突入したリカルド。しかし、その開幕戦は予選18番手、決勝14位という結果に終わった。

 イタリアのメディア『FormulaPassion.it』によると、マクラーレンのザイドル代表は第3戦オーストラリアGP終了後に、リカルドの開幕戦での不振はニューマシンへの経験不足によるものに過ぎないと擁護した。

 リカルドは新型コロナウイルス感染により、バーレーンでのプレシーズンテストをキャンセルせざるを得なかった。このことが彼の開幕戦でのパフォーマンスに影を落としたと考えているザイドルは、「ジェッダ(第2戦サウジアラビアGP)では自らのペースを取り戻している」ことを根拠として、「心配はいらない」と楽観的な見方を示した。

 さらにザイドルは、リカルド自身がすでに語っているのと同じように、彼がマクラーレンのマシンに十分適応しているという考えも明かした。

「私の見解では、ダニエルは特別なステップを踏む必要はない」

「当初は我々のマシンとチームに適応することに苦戦していたが、すでに昨シーズン後半にはそれを成し遂げているよ」

 リカルドはオーストラリアGPで今季初入賞を果たしたが、続く第4戦エミリア・ロマーニャGPではレース開始直後にカルロス・サインツ(フェラーリ)と接触し、1周遅れの18位でレースを終えている。

2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP ダニエル・リカルド(マクラーレン)