アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、F1第3戦オーストラリアGP予選でのクラッシュの影響で、今も手首の痛みを抱えていると明かした。治るには数カ月かかる見込みだという。
オーストラリアの予選中、マシンにハイドロリック系のトラブルが発生、アロンソはウォールに激しくヒットした。その際にアロンソは手首を傷めてしまった。
モナコGPでもアロンソは手首に青い包帯を巻いていた。F1のハードスケジュールにより、治すのが難しいのだという。
「オーストラリア以降、今も、骨、靭帯、腱、すべてがひどい状態だ」と40歳のアロンソは明かした。
「あと2、3カ月は必要だ。手術はできない。何もやれることはないんだ。ただ安静にしているしかない」
「2週間ごとに運転しなければならないからね。(できるだけ)家で休むようにしているが、(治るには)数カ月はかかるだろう」
リザーブドライバーのオスカー・ピアストリに代役を頼んで一時レースを休むという案については、アロンソは「チームは何が何でもポイントが必要なんだ」と述べている。
モナコGP終了時点で、アルピーヌは40ポイントを獲得し、コンストラクターズ選手権で6位。5位のアルファロメオをわずか1ポイント差で追っている。今年アロンソにはトラブルなど不運が続き、思うようにポイントを稼げずにいるが、モナコでは7位に入り6ポイントを獲得した。