日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は5月26日、スーパーGTのオフィシャルセーフティカーに『新型ニッサンZ(日本名フェアレディZ)』を提供すると発表した。新型Zのセーフティカーは、5月28〜29日に鈴鹿サーキットで開催される2022年シーズン第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』より使用される。
セーフティカーは、レースがスタートする前にはコース上に障害物がないかを確認し、レース中にアクシデントが発生した際には競技車両を先導する役割を担い、レース運営には欠かせない存在だ。ニッサン/NMCは、今回のセーフティカー贈呈で、スーパーGTの安全で円滑なレース運営に貢献していくとしている。
日産自動車はプレスリリースにて、「日産の走りへの情熱を象徴するスポーツカー『Z』は、これまで50年以上にわたって世界中のファンに愛されてきました。新型ニッサンZは発表以来、魅力的なスタイリングと数々の先進技術が生み出す高性能な走りにより、これまでのファンから高い評価をいただくと同時に、新たなファン層を開拓しています」
「また、日産とNMCは今シーズンのスーパーGTに『ニッサンZ GT500』で参戦しており、レースを通じてより幅広い層のファンに『Z』の魅力を訴求するとともに、スーパーGTシリーズのさらなる人気向上にも貢献したいと考えています」としている。
また、ニッサンのモータースポーツビジネスユニットオフィスを担当するNMCの片桐隆夫社長は、「今年度より『ニッサンZ GT500』で参戦するスーパーGTにおいて、同じく『ニッサンZ』がセーフティカーとしてレースの安全を支えます。日産DNAを象徴する新型『Z』のレースでの活躍ぶりを是非ともご覧ください」とコメントしている。
なお、スーパーGT第3戦『たかのこのホテル SUZUKA GT 300km RACE』の決勝が行われる5月29日には、鈴鹿サーキットにて同車の贈呈式が実施される予定だ。