2022年スーパー耐久第2戦富士24時間のエントリーリストが発表。過去最多の全56台が参戦

　5月20日、ＥＮＥＯＳスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookを運営するスーパー耐久機構（S.T.O.）は、6月3〜5日に富士スピードウェイで開催されるシリーズ第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』のエントリーリストを発表した。助っ人ドライバーを含めた9クラス全56台のマシンが参戦を予定し、注目の新型ニッサンZの車名も明らかになっている。

　2018年に『耐久の富士』を象徴するレースとして50年ぶりの復活を遂げた『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』。2022年で5回目の開催を迎え、今季もスーパー耐久シリーズの第2戦として6月3～5日に富士スピードウェイで争われる。開催日が近づくなか、5月20日に待望のエントリーリストが発表された。2022年の富士24時間には9クラス全56台が名を連ねており、2021年の51台よりも5台増となっている。

　FIA GT3マシンで争われるST-Xクラスには、今回の富士24時間より参戦を開始するMP Racing GT-Rを含めた5台がエントリー。なお、富士24時間にはポルシェセンター岡崎 911 GT3Rは参加しないため、DENSO LEXUS RC F GT3のEドライバーに上村優太が登録されている。

　ST-ZクラスにはFIA GT4マシンを使用する7台が参加し、Porsche Team EBI WAIMARAMAのケイマンにはEドライバーとして昨年もチームに加わったジュリアーノ・アレジ、Fドライバーにはスーパー耐久参戦経験もある李政裕が加わる。また、シェイドレーシング GR SUPRA GT4にはHIRO HAYASHI、平中克幸、清水英志郎というレギュラードライバーに、スーパーGTを戦う新田守男と中山友貴が加わる豪華ラインアップとなる。

　今大会で非常に注目度の高いST-Qクラスには、既報のとおりORC ROOKIE GR Corolla H2 conceptに、元WRCドライバーでTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームの代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラが乗り込む。また、5月10日の公式テストに登場し多くの話題を集めたニッサン／ニスモの新型Zは『Nissan Z Racing Concept』という車名でNISMO、Max Racingの2台が富士24時間に挑む。

　そしてST-1クラスには、スーパーGTでも活躍するBMW Team Studieが、Studie BMW M2CSRでエントリー。木下隆之／砂子塾長／大井貴之／小澤弘毅／東風谷高史がステアリングを握るとあり、要注目な存在になるかもしれない。また第1戦鈴鹿では不参加クラスとなり、今回の富士24時間が実質の開幕戦となるST-4クラスにも4台が名を連ねている。

　24時間という長丁場レースということもあり、多くのチームが助っ人となるE、Fドライバーを登録。また、通常大会に比べて獲得できるポイント数も多いことから、シリーズを争ううえでも重要な一戦となるNAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース。5月20日時点でのエントリーリストは下記のとおりだ。

ＥＮＥＯＳスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第2戦『NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース』エントリーリスト（5⽉20⽇時点）

■ST-X（5台）

■ST-Z（7台）

■ST-Q（7台）

■ST-TCR（2台）

■ST-1（4台）

■ST-2（7台）

■ST-3（6台）

■ST-4（4台）

■ST-5（14台）